Xiaomi Book 12.4 2in1の優位性

「なんで買ったの?」と聞かれたので それだけは言っとこうと思う。

もちろん、好きだから!!と言いたいところだが それだけだと私以外の人が買う説得力には欠けるというものだ。

なので、その選択基準に関して ちょっとだけ。

 

まず、まったく海外通販に抵抗がないという前提での話にはなるのだが

ノートパソコンを購入したいと思ったとしたときに どういった機種が欲しいかの選択になる。

私の場合は ほとんど毎日カバンの中に入れているので「軽い」がかなりのウエイトを占めてしまう。

Xiaomi Bookは先に書きましたがキーボードカバー込みで約1.1kとなるります。

最低限8GのRAMで理想は16Gで CPUはi3でもここは我慢。

液晶は13インチぐらいは欲しいなと ただ、これは16;9のフルHDの話で 縦が少し長い4:3に近ければ12インチクラスでも実質的な面積が広いので十分ありだとなるわけです。

広めのタッチパッドと使いやすいキーボードがあればいいし 画面はタッチパネルになっていても暗くなく できればペンが使えるとうれしいな なんて。

贅沢に過ぎるといわれそうですが CPUのスペックなどに拘ってないので まあこんなものだと思ってください。

 

では、このまま探してみましょう

例えば価格COMで1.1K未満 8G以上のRAMと打ってみてください。

2機種だけ10万円以下で その先は10万円以上となります。

10万円以下の機種は 液晶やキーボードで我慢が必要な機種となるわけですが こういう感じとなります。

ではXiaomi Bookですが 限りなく6万円に近い5万円台(送料込み)となるわけで 最低でも2万円以上の差となるわけです。

ただ、この差以上に タッチパネルやペンが使えるという利点もあるわけです。

また、Tabletとして使って 軽いキーボードを用意するとと思うと もちろん追加費用がいらないものを私のように持っていたとすると ちょっと興味がわいてくるんじゃないですか?

 

もちろん、中国語のOSがどうとか いう話もありますがちゃんとOfficeも付いています(ライセンスは日本語で使っていいかは微妙だけど)あと、かなり質の良い画面が搭載されています。

CPUの違いでChromeが使いにくいとかいろいろありますが まあそれもまあまあ我慢できるレベルです。動かないわけではないので。

どう思いますか?それでも 国産のノートPCが良いですか?(いや、予算が許せば私もそっちにしますけどね)

ちょっと悩ましくなりませんか?

残念ながら、Aliexpressやebayなどでは8万円に限りなく近い7万円台で 画面が良いという以上の利点は得にくいわけですが 私の場合は運よく安かったのでというのもあります。

同程度のハイエンドTabletで比較してもおそらく同等の価格となるのではないでしょうか?

私のLenovoタブレットはキーボードをつけるとほぼ同じ価格になりました。Snapdragon870の8G 256でなのですが。Ipadの場合にはもう少しでしょうか

 

ちょっと選んだ気持ちわかりますよね。

いや、Intelの12世代の1kノート持ってますけどね それはそれということで・・・・

Xiomi Book 12.4 2in1を普通に使ってみた。

この先は ARM64系のCPUによるWindowsの利用方法に関するものが多くなります。

 

まず、驚くほど普通に利用できるようになっています。

以前にGalaxy Book Sを利用した時以上です。

デフォルト状態でMicrosoft Office Suiteだけをインストールした状態で タスクマネージャーの詳細を見ると わずか二つのプログラムのみがARM64ネイティブではない状態です。

つまりマイクロソフトの提供するプログラムのネイティブ率が非常に高くなっています。

そのあと 開発中の便利ツール集である Power toysもインストールしたのですがこれもARM64対応です。これを作った開発ツールが既にAMR64対応のオブジェクトを生成できるのですからさもありなんと言えるでしょう。

今後、新規に1から開発されるプログラムに関してはその対応が進むことと思われますが 複数のプログラムで構成されている大型のプログラムに関しては すべてを修正際しながらの再コンパイルはコストと見合わないことから対応に時間がかかるかとは思います。

 

で、x64のエミュレーションによる実行なのですが これも以前に比べて格段改善しています。もちろん、CPUが8CXから8CX Gen2に変わったということも大きいのでしょうが プログラムの面でも起動そのものにかかる時間が増えたような印象は受けますが起動してしまった後の快適性は向上したかのように思われます。

以前のようにいきなり倍近いメモリーを消費してしまったりという挙動は成りをひそめて 高い負荷が起動時にかかるというような感じとなっています。

そして、メモリーの利用がうまくなったのか 確かに8Gメモリーは少なく感じますが ブラウザーを二つ起動して 3つのアプリケーションに Kindle(Androidエミュレーションで)まで起動しても そのあとの動作に影響が出ているような風でもありません。

これぐらい動けばヘビーユーザーでもない限り不満を言うことはないでしょう。

 

逆にわざとやっているのではと疑いたくなるのが Google Chromeの非ネイティブ対応具合。

標準のインストーラからは32Bitと判断されるために32Bit版のみがインストールされます。

正直32bitのエミュレーションに関しては遅くて使いたくないという意識が働くものです。

現在、MicrosoftのブラウザーEdgeもChromeのブラウザーエンジンを使っていてこれはARM64ネイティブ対応しています。

せめてx64のChromeをインストールしてみたいのですが 残念ながら以前はできたChrome EnterpriseのX64のインストールが私の環境ではできませんでしたので Edgeとの差といえば 比較するのも悲しいレベルの差となっていてさすがにこれではChromeを使うのはと ため息が出てしまうわけです。

Appleシリコン用にARM64のネイティブブラウザーは提供していますし 明らかに戦略的にやっているのだとは思いますが この対応は印象が悪くなるものと思われます。

まあ、もしかしたら 最近開発環境がARMネイティブになったので 近日中に改善するのではと淡い期待は持っています。

 

ちなみにですが ネイティブ対応アプリと 非対応アプリの違いとして もちろん起動速度や実行速度の違いもありますが バッテリー消費の問題も大きく異なります。

そもそもですが 最大輝度に画面の明るさを上げてもわずか7Wしか消費しないPCです。

それ故にバッテリーサイズがそんなに大きくないので プログラム実行時の効率は大きな稼働時間の差となって現れます。

もし、私と同様にMicrosoft SQ1~3、8CXタイプのCPUでWindowsを使われる方はその辺りを意識されてはと思います。

思った以上に稼働時間が変わります。

 

で、この8CXGen2のCPUですが SmartPhone用のCPUと比較した場合開発時期がSnapdragon 855時代のものです。

Snapdragon 855の初登場は2018年で この後 860、870、888、Gen1と変わっていった訳なのですが IntelのCPUでも7~8世代の頃のものです。

ぎりぎりWindows11に対応する世代のものであるということからもそれを現役で使っているということは 時代としてはかなり優れたものではないかとは思います。

そのうえで 消費電力がIntelのものに比べて約半分なわけですからその効率の良さはわかると思います。

 

現在Xiaomi Bookにインストールされているプログラムは 前述のOfficce、PowerToys以外には Firefoxブラウザーを二つ使いたいので)Windows Subsystem for Android、KindelそしてLineなども入れています。

で、Outlookも起動しっぱなしで使っていますが IMEの変換が遅れたたりということもないので快適です。

なにより、小型の65WのPD充電器で ほとんど0になったバッテリーが約90分で満充電になります。

実働8~9時間で 最後の1時間は省電力に落ちそうになるのをなだめすかして使うことになるので(Wifi使えなかったり大変です)7時間としてもおおよそ1日の事務作業は可能で どこかでご飯と一緒にACアダプターをつなげれば 半分ぐらいは回復するという感じです。

 

いまは場所によって使い分け出ますが 外に出るときはBluetoothキーボードと小型のマウスと本体だけで持ち歩くと1Kgは軽く割る重さなのでモバイル性も高くなっています。

仕事柄も(Blogじゃないですよ)Wordをよく使うので 縦画面で入力するとなかなかに具合がいいのですが試された方がいらっしゃるだろうか?

どうしても人の目が横の動きのほうが大きいので横画面が自然に思われると思いますが 実際の紙の書類 特にA4とかは縦書きがほとんどで SmartPhoneの画面も当たり前のように縦なので 今なら違和感なく使えると思いますし もし、2in1をお持ちの方は騙されたと思って試していただきたい。

ノートパソコンの場合小さな画面で我慢して使っている感覚から解放されます。

 

ほとんどXiaomi Book関係ないですよね・・・

 

Xiaomi Book 12.4をしつこく使ってみた

ともあれ、Windows機なので特別なことはない。

画面が昨日書いた通り綺麗なのと これは想定外だったのだが横に置いた時に両サイドにスピーカーが搭載されていて この音が意外にもきれいなことぐらいだ。

両サイドなので横に出るのだろうと思っていたのだが 以外に前にでてきている。

そして、比較的低い場所についているので 思った以上に本体が揺れて甲高いノイズのような音を出すことがない。これは意外に重要な点で置いた時に低いところにスピーカーを配置するのは基本だが出来ていない端末が多いことをここに言っときたい。

特にSmartPhoneの場合機能を持ったTabletもそうなのだが 通話用のスピーカーの配置の関係で左右のスピーカーの高さが違うことが少なからずありこれは救いがたい微妙な本体振動を生み出すので なんともがしゃがしゃした音になりがちだ。

スピーカーを同じ高さにそろえるために ボリュームボタンを対角に配置して縦に置けなくなったTabletなども論外である。

そういう意味では 短辺片側に集めたこの端末は 無理はあるが良い配置なのだ。

 

カメラについても少しだけ

自撮り用と呼ばれるカメラは500万画素のものが配置されている。

これがなかなかの性能で FullHD 60fpsの動画に対応している。

ノートPC、それも普及価格帯のものの標準はHD画素カメラ良くても30fpsである事を考えると この価格帯の機器としては異例の性能である。

また、背面側にカメラが付いている機器は残念ながらWindows Tabletではほとんどない。

そういう意味では優秀で尚且つ13メガピクセルオートフォーカスカメラで 4Kの静止画も撮影できるという SmartPhoneの普及機並みのカメラが搭載されている。

勿論、単眼なので超広角とかズームとかは備えていないのだが ビデオ会議時にホワイトボードの写真を撮るなどの場合 カメラの解像度を生かしズームで拡大して見せたりもできるのだ。

 

で、なのだが赤外線のカメラも実装されているようで Windows Helloに対応している。

残根なことに指紋認証はついていないのだが 顔認識でログインできる。

このことについて説明はいらないと思うが マスクには残念ながら対応していないので正直今の時期は使いにくくもある。

そして、ここが一番大事な点だが 女性の方は人のいる場所でセットアップをしないことをお勧めする。

顔認識をする際に どうも赤外線での画像も重ね合わせているようで 普通のカメラではなく肉眼では見難い肌の荒れなどが一緒に映し出されます。

恐らく化粧をしていてもそれを透過して・・・・・

人前ではWindows Helloの顔認識の登録はお勧めできない理由だ。

 

キーボードについは昨日書いたが もう一つ背面のカバーについても少し書きたい。

キーボードについては 非常に使えるが重くて使いたくないという事は書いたのだが 背面カバーに関しても辛口にならざる得ない。

まず、磁力が微妙に弱いので角度調整をして曲げるときに剝がれてしまう。

あとは、キーボードはあんなに強度を意識しているのに比べて こちらはペラペラで 磁力が弱いことと相まって剝がれやすいのだ。

キーボードとセットなのだが 両方足してあまり良い評価ではないことは報告しておこう。

 

もう一つ、残念なことなのだが おまけで付いてくるUSB-CのACアダプターが同梱されていなかった。

入ってないじゃないかとクレームを付けたら 数量限定であなたが注文をした時にはグレーアウトしていましたよねって 画面のキャプチャーまで用意してあったようで返信が返ってきた。これには反論の余地がなく 涙をのむことになった。

勿論、ほかにたくさん持っているので コレクションが増えなかった程度なので実害はないのだが・・・・

 

実際に使ってみてだが 実はBluetoothのキーボードと超小型マウスを繋いで縦型にして使ってみている。

用途にはよるとおもうが このようなBlogを書いたりという用途にはぴったりなのだ。

16対10のアスペクト比も左右に隙間ができるので付箋を貼ったりと 文章を弄るのには最適サイズなのだ。

A4の紙の80%ぐらいの表示なので 非常に印刷時のイメージに近い形で作れる。

2in1に関しては3~4機種使っているが この使い方でいいかなと思えたのはこの機種が初めてだ。

やはり軽く 背面カバーを付けずに使えるのでスタンドに置いた時の安定性が良いのだ。

マイクロソフトの Bluetooth Folding Keyboardという少しレアなキーボードを使っているのだがこれも 廃番になった理由が判らないレベルの良いもので この組み合わせは 横に置いた時は幅がちょうどで キーボードのサイズとしてはフルサイズに非常に近く使いやすい。もちろん Bluetoothによる遅延もあるが この機会の場合それよりも本体がという事もあるので問題にはならないのだ。

 

現在、OSが中国版を強引にProにして日本語で使っているのだが あれこれと細かい不具合が発生しているので その対応に追われていて これ以上使えていないので また続きはそのあとで・・・

Xiaomi Book 12.4 2in1を使ってみた。

先ずは、外観レビューから スペックはスペックシートを参照してもらえばいいが おおよそA4の紙より少し小さい程度のサイズで 周囲の縁は 2in1としては 小さめとなっている。

A4より小さい

形としてはどちらかというと 角がとがった いうなればただの面取りした板といえるべき形をしています。

好感を持てるのは 左右の縁の幅と、上下の縁の幅が同じぐらいになっているって事だ。

これを当たり前と思われる方は 気が付かないとは思うのだが、大体なのだが2in1のキーボードの少しだけ角度を付けるためにキーボードの接合部分を曲げてくっつける為に横に置いた時の下側が広くなっている。これがないので 上下の幅が同じにできているんだろうと思う。

ベゼル太さ

Tabletとして持った時に この小さな部分が大きな違いとなるわけです。

縦に持った時にどうしても 左手がキーボードの真ん中に届かないので右ばかりを使うとなるのが少しマシになるのだ。細かいことを言うが大きな差なのだ。

 

厚みは薄いです。

恐らくSmartPhoneよりもです。

最近はスリムタイプでも見なくなったCDケースの元のタイプとほぼ同じ厚さ。

厚み

カタログスペックよりも現実にあるものとの比較でより感じることが出来ます。

インターフェースは 横に置いた時の右側に全て集約されています。

シンプルと言えば聞こえはいいが Type-C1個とヘッドフォン端子しかありません。

あとは電源と音量ボタンに、SIMカードスロットのようなMicroSDカードのスロットがあるだけです。

ただ、多くのTabletが左右に振り分けている中 片方にしてくれたのは縦に使うときに非常に便利になっています。

 

あと 少し軽いです。

実測で700gを少し切る重量で 日本のPCと比較しても遜色ない重さに仕上がっていますが これは世界的にみると珍しいレベルで 本当に軽くなっています。

ただ、背面のキックスタンドが標準ではなく 専用キーボードの付属品として磁石で背面に張り付くタイプとなっています。

なので 付属しているものに比べてというとそう変わらないというのが実感です。

マグネシウムとアルミでできた筐体は強度的に強さを持った時に感じます。

高級感とまではいきませんが 安価なPCのプラスティッキーなそれとは一線を引くものです。

 

画面は、デフォルトの設定で異常にといえるレベルに明るいと感じました。

兎に角、白って感じです。

調光機能もついていますが、明るさの指定がおおよそ真ん中あたりでも十分に明るくきれいに見せているという感じで 発表会で頑張って明るくきれいに見せましたという感じの明るさです。

カタログスペックとしては最大500nitなので SmaertPhoneとしては標準レベルかと思いますが この広さでその軽さだとそう見えるのでしょうか。また、今までのTabletはバッテリーの持続時間確保の為かデフォルト設定ではこういった明るさを使わないのでそう思うかもしれません。目には優しくないかもしれません。

 

電源を入れて設定を行うにあたって キーボードを付けずにTabletの形で行いました。

なぜこんなことを言うのかというと、前述した形状に依存するものです。

まず、一つの要因は画面解像度で WQXGA(段々わかりにくくなっていますよね この表現はもうやめたらいいと思うんですけど)という画面サイズで16:10の比較的縦横比の低いサイズ設定となっています。

ここで注目していただきたいのは短辺にあたる部分で 1600ドットの解像度がありますので フルHDの画面の横画面(1680)とほとんど同等の解像度があります。

故に 横に倒しても解像度で不足することはありません。

その状態で画面キーボードを表示するとおおよそなのですが 縦横比が1:1ぐらいの画面が残されるわけです。

単純に8インチ程度の小型画面のPCを見ているより広いエリアが確保されるわけです。

つまり、画面キーボードを出しても画面の狭さに悩まされることはありません。

その状態で ベゼルの幅が絶妙に生きてきます。

左右が同じで狭すぎない広すぎないベゼル幅は 両手で持った時に親指が 私の場合は手が大きいので特別としても 普通の手の方でも届くかなというぐらいのサイズが確保されているわけです。

だとすると キーボード付けなくてもよくない?という使い方が出来そうな気がしたわけです。

勿論、長文打つとかそうそうBlog書くとかなら別ですが 普通のブラウザーを使った検索や設定なら必要性がないわけです。

このままの形で使えるPCが700g切る重さで 持ち歩けるとなったらちょっといいと思いませんか?

ちなみに設定なのですが 縦画面で見ても基本的には画面下のOKが押せないとかがあったので キーボードを消して対応などが必要だったのですがそれ以外では何の問題もありません。

また、Windows11の最近のアップデートで 下のタスクバーがタブレット操作を行うと細く隠れる仕様になったので(使うときは触ると出てきます)キーボードを出した時の隠れる部分が減っているというのもあるわけです。

今回は実際に Blog記事を書くまでは キーボードなしで比較的ストレスなく使えたのでこれはアピール点として 書いておきたいなというてんです。

 

では 何か書くときはどうするのか?という事について もちろんタッチカバーキーボードを使うわけですが残念ですがこの評価はあまり高くありません。

キーボード

機能がダメというわけではありません。

まず、角度を付けることが出来ない分地面に全面が付いているのと 強力な背面の構造でキーボードを押しても全体がしなっている感じが全くありません。

正直 ノートパソコンのキーボードの殆どが押されると沈む感がありますがこれには殆どないというキーボードを起こさなくてもいい派の人には理想的なキーボードだと思います。

また、この手のキーボードにしてはちゃんとストロークがあり 今使っているDynabookのキーボードに比べてもストローク感がある事は素晴らしく 押し込んだ最後にタッチする感じがあるあたりは絶妙の設定です。

キーボードのへこみ

最近触ったノートPCのキーボードすべての中でも秀逸です。

タッチパッドは広く ちゃんと沈み込みスイッチが付いていることからも この作りこみの素晴らしさが感じられます。

きーぼどやタッチパッドのチャタも無く 全く補助アプリを必要としない運用でいいかもと思ったのは久しぶりです。

でも、重いんです・・・・・

本体こんなに頑張って軽くしたのに300gオーバーってありえない。

付けると1.1kオーバーで 海外仕様の超軽量PCと同等なのですが 日本仕様の超軽量の1K未満には遥か遠いわけです。

勿論、自宅などではこの良さは捨てられないので間違いなく使いますが 持ち歩くかと言われるとちょっと疑問です。

出張には持ち歩くが、普段はちょっと・・・という感じです。

この辺りどう評価するかは使われる人次第ですが プログラムを書く人などは英語キーボードで各キーはフルサイズのキーボードはおそらく望ましいものだと思われます。

 

Xiaomi Book 12.4 2in1 が来た(本当に)

Fedexで到着予定日の前日に到着した。

朝には 明日配達ですとちゃんと案内いただいていたわけですが・・・・

まあ、早く来る分にはウエルカムなわけですが

 

さて、開梱ですが まずサイコロ状の段ボールなのですが 以外にも軽いが大きいという印象の箱で その箱を開けると梱包材の中にはサイコロ状の箱が。

まあ、こんなものっかとそれを開けると 薄い木の板を想像させるような3cmぐらいのA4プラスぐらいのサイズの板が二枚。サイコロ状って何だったんだ?と思わせるような梱包できたので本体は角が曲がっていたりもしないきれいな状態で 新品らしいのはフィルムで包まれたままだったことです。

本体側の箱のフィルムをカッターできれいに取ると中には ビニールに包まれたPCが一枚とCD-ROMを紙で包んだぐらいの薄っぺらい説明書のみ。

超エコな梱包です。

ちなみに、キーボードはちゃんと当たって傷つかないように梱包材が入っていました(笑

 

USB-CのACアダプターをつなぐと電池マークが表示されて充電が開始されます。

殆どバッテリーは空だったので、しばらく待ってからしか電源が入らなかったです。ドキドキの瞬間ですね。

電源ボタンを押すと “MI”の文字がでて 起動します。

ここから中国語のターンです。

Windowsの起動時に言語の設定があったので期待したのですが どうも使用場所の設定だったようで 起動したら中国語でした。

恐らくの 選択をしながらマイクロソフトアカウントを入力してWindowsが起動しました。日本語のWindowsの画面を見ながら 多分で設定を変えてみたのですが 想定通りのシングルランゲージエディションで 言語を変えることはかないませんでした。

ここで ISOファイルを用意してインストールするつもりだったのですが 昨日に記事を書いたおかげで「てすり」さんからコメントをいただきましたが Windows11Proにアップグレードすればマルチランゲージにと言われましたので ライセンスキーを用意して入力すると自動でダウンロードして再起動します。

同じく中国語仕様なのですが 今度は他国の言語の追加ができるようになっていたのでまずは英語に、そして日本語へと段階を経て変更しました。

これは途中で文字化けが発生したときに対処不能になった経験があるので生活の知恵ですね。中国語わからないので・・・・・

 

ロケールの変更はWEBでいくらでも公式の情報が出てくるのでそれを参照ください。

今回の変更で、ちょっと躓いた点はそもそもシングルランゲージエディションなので 元の中国語のランゲージパックがOS内に同梱されているために 新しい 英語や日本語のロケールをインストールしても中国語の入力プログラムが残り続けます。

なんかの拍子に ALT+SPCなんて押すと中国語の入力に代わってしまいます。

色々調べたのですが実例がなかったのですが 日本語に切り替え終わった段階で中国本土のランゲージパックを追加した後に 削除すると日本語のシングルロケール仕様に切り替わりました。

 

さあ、やっと初期状態になったところで時間が尽きたので また明日・・・となったわけです。

Pre Xiaomi Book 12.4 2 in 1

昨年、中ごろに欧州で発売になったのが Xiaomi booksというSurface ライクなタブレット端末が本体プラスキーボードで799ユーロー(約117,000円)というミドル価格帯で発売になりました。

Surface Pro XやHP ELITE FOLIO等を対抗機に持つ機体で 簡単に言えば少し安いかなという分 CPUが一世代前だったりと価格相応に控えめで デフォルトのOSもWindows11Sとストアアプリだけしか実行できない端末として発売されました。

勿論ですが マーケットベースでは決して成功し後も言えない端末で そもそも話題になることもなかったものです。

 

じゃあとスペックを紐解いてみると

Snapdragon 8cx Gen2 プロセッサー
8GB LPDDR4x 2133MHz メモリ
256GB SSD
12.4 インチ 2560×1600 解像度 100% DCI-P3 色域 IPS スクリーン
バッテリー容量 38.08Wh
本体厚 8.95mm

本体重量 683g
と まあ決して侮れないスペックのPCとなっています。

特に リフレッシュレートが速いわけではないのですが 500nitの液晶画面は同クラスと比較しても良いスペックとなっています。

また、重量的にはWindows Tabletとしては最も軽い部類に分類されるものとなっています。まあ、CPUの省電力性能のおかげでバッテリーサイズを小さくできているのが大きな要因で 公証13時間ながら 実質的には8時間程度のバッテリーは Intel/AMDのモバイルノートと同等程度というバッテリーの持ち時間で 他のARM系PCと比べると短いものとなっています。

オプションとして提供される カバータイプのキーボードを付けた場合の重量は1175gと まあ通常の国際基準の軽量モバイルPC程度の重量となるわけです。

ちなみに、ACアダプター(別売)は同社が販売している 汎用の充電器をそれに充ててGanタイプの小型65Wの充電器で147gで急速充電をサポートしています。

他にも 500万画素の自撮り用カメラはZoomなどの会議をするのに標準より少し良いものが採用されていますし 背面では1300万画素のAndroid Tabletなどと同様で写真撮影に十分利用できるものも用意されています。

指紋認識センサーは搭載されていませんが 赤外線カメラが実装されていてWindows Helloに対応しているので顔認識でのロック解除が使えます。

なんとなく ちょっといいかもって思ってきましたか?

でも、買うには少し高いですよね。

 

で、今年の2月に Xioami Booksから微妙な名前変更をしてXiaomi bookという名前で中国本土での販売が始まったのは昨日書いた通りです。

発売時に度肝を抜いたのがその価格で 中国本土での発売価格は 2999元(約5900円)となっていたわけです。

発売記念で そこから100元値引きの2899元(約56600円)+アルファの値引きで(秘密らしい)でのリリースとなったわけです。

どうですか?安いでしょ ヨーロッパ発売価格の約半額です。

そして ここが大事なのですが 本体だけではなく キーボードや充電器も付属(別の箱なので標準??)となりました。ヨーロッパで最初に購入した人は ちょっと突っ込みたくなる価格ですよね。

その上、正規版のMicrosoft Office homeが標準搭載となりました。

他国の人はなんで?となる変更だったわけです。

ともあれ、日本から買う場合にはAliexpress等を経由してとなるのでおおよそ7.5万円ぐらいとはなるのですが・・・・

出来れば MI Pad5で評判の良かった スタイラス(これでもそうですが Tabletに磁石で張り付き その状態で充電がされる)も付属してくれたらよかったのですがこれはさすがに別売りです。

 

未だ入手出来てないので 到着したら木の板が入っているかもしれませんが(笑

勿論、送料、為替手数料他がかかるのでそこまで安くはなかったのですが 運よく発売特価の2899元にて購入できたのでちょっと使っていこうかなと思っています。

ただ、もちろん同様のものを購入することはお勧めしません。

まずなのですが、中国本土版のPCの場合 「Windows11中文家庭版」と書かれたものなわけですが このWindowsに関しては「シングルランゲージ」と言われるエディションで他国言語に切り替えることが出来ません。

また、Windowsそのものが中国の法規にのっとった特別なものだという事なので 入れ替えが必須となる可能性があります。

ただ、ARMパッケージのWindowsはそもそも販売されておりません。

また、SSDを入れ替えた方の記事などを見ると 何も入ってないSSDにOSを入れるのに非常に苦労されているようなので(引っ越しソフトなどは Windowsが動いていない状態で動くとエミュレーションが効かないので プログラムとして動かなかったりと)簡単にできるかと言いうと非常に疑問が多いという意味です。

もしかしてここまで書いといて 2度と記事を書かなければそういう事なので さっくり忘れていただけることを期待します。

 

では、しばし到着を待とうかなと思います。

ARM ネイティブへの期待

Windows on ARMへの期待値MAXでスタートしたGalaxy BookS生活は途中で頓挫した。

実はそう悪くはなかったのですが 仕事の関係上動かないプログラムがでて それを回避するために入れたWindows機(Intel)に置き換えて 重い・遅い・動かないの3拍子が揃ったPCを持ち歩かなくなるというわけです。

まあ、それでも ARMでのプログラムの実行などは便利に使っていたわけですが

 

で、懲りずに新たなARM端末を探すのです。

QualcomはSnapdragonのPC用として8CXシリーズ及び普及価格機として7C等を用意したので機種が増えるかと思ったら以外にもそうでもなく低迷が続いています。

やはり、契約を狭くとっているQualcomではなくMediatekなどがPC OS用のCPUを出してくれるのを待つしかないわけですが それでも少しずつは進歩しているので 二世代目になる 8CX Gen2の機器を手に入れようと画策したわけです。

いや、って思われる人もいるかもしれません すでに時代はGen3今更前世代をといわれそうですが Gen3は高いのです。メイン機として胸を張って使える状況でもないのにこの出費は・・・・

だからと言ってGen2が安いわけではないので 普及が進まないのはその値段のせいって誰かが言っていましたが全くその通りだと思います。

IntelやAMDのPCより高くて 重くて 動かないプログラムのあるPCがそれより高いとなると普及するという目論見の方がナンセンスだと思うわけです。

ともあれ、ハードウエアベンダーは売れないかもしれないというか数の売れない機器の場合 構成も絞ると性能的に上位のものしか用意できないというジレンマもあるわけです。

唯一あるのは SamsungのPC達ですが 価格を絞るところがどうにも微妙な構成なのです。

これらは通信キャリアとの契約でただ同然で販売される関係で そのメーカー修理品が安く市場に出たりするわけです。ただ・・・ はっきり言って Samsungなのに画面が汚いという 情けない感じなのです。もちろん、その分価格は安く アメリカからなどから取るとメーカー再生品が最も安いノートPC並みの価格で手に入るわけですから悪くはないのです。

で、探し続けてはや数か月。高いのは送料と分かっていてもなかなか手が出ないのです。

 

で、無理してGen3の端末をと思っていると 新しい風が吹いてきました。

中国の方からなのですが 現在は2023年04月なのですが 2023年2月に発表になったWindows on ARM機が発売になりました。

安くはないものの高くもないというか ATOM系の最新チップを搭載した 軽量PCぐらいの価格なのですが 前述の二世代目の Snapdragon 8CX Gen2搭載機です。

世界的に発売は始まったものの 日本では発売されずに終わりそうなPCです。

他の会社と異なる点は 通信機能を持っていない点で MicrosoftのSurfaceXや前述のSamsungの端末のように通信機能を持たないのです。

これは 同じ中国の端末ではよくある話で 5Gのラジオチップの輸入に関しての規制が最大手であるQualcomでは働く可能性があり手控えているのではと思う次第です。対応他社はHuaweiなのでさもありなんというわけですが・・・・

 

では、何故中国でこういった機器が発売されるのでしょう?

これに関してなのですが 米国の半導体規制が大きく影響を与えている可能性があります。

近い将来、中国とアメリカの関係が今以上に悪くなったとすると 制限がかかる可能性のある技術があります。

それが 高度な科学技術の計算機能とAI補助機能です。

現在もnVidiaのビデオカードの一部がその制限を受けていますが 製品としての購入が出来ているので大きな影響が出ていない状態です。

で、なのですが 最新のトレンドとしてCPUへの機能向上の方向がビデオ機能の同一パッケージ化によって AIや高度な計算機能がCPU自身に実装されているのです。

どこに線引きされるか分かりませんが 当然 規制が厳しくなれば一定以上の性能のCPUは中国で購入することが出来なくなる可能性が出てきているわけです。

 

IntelAMDのx86はダメで、ARM系ならいいのか?という事に関して言うなら 今の状況では同じことです。

ただ、二つの点で将来的には変わるかもしれないのです。

一つ目は中国国内でのCPUの自国生産ができる可能性です

これはx86系のCPUも現在は作って販売しているのですが それ以前にHuaweiはKIRINと呼ばれるCPUを設計していて 現在も生産施設に受け入れてもらえるなら生産再開が可能な状況にあるという事です。

最終的には2~3世代遅れの時代までは並んでいたので x86系のCPUの設計をどうにかするよりは速いはずです。

現在もその研究は続けられているのが証拠となるでしょう。

 

2点目は、ARM系の開発者にリソースを集中することを意識しているのではないかという点です。

x86系に比べ ARM系はアーキテクチャーが異なることから 今後も入手できる可能性が高い 国内でも一部の生産を行っている ARM系にリソースを集中した方が安全なのではないかという点です。

無理すればという事はないですが 現状のARM機の殆どでWindows on ARMを動作させることが出来ます。例えば ラズベリーパイという小型のワンボードPCでも動作させる記事は探すのに困らないレベルで出ています。

国の政策などの難しいことはわかりませんが、中国でこの種の機器が登場しているのは 国の政策をメーカーが反映しだしたとみることができなくもないわけです。

勝手な想像なので 大外れかもしれませんが・・・

 

という事があるのかどうか

実は、中国本土では割と好意的に受け入れられています。

さもありなんで、やはり同種の性能の機器に比べて安いという点が受け入れられているのでしょう。

中国本土でのPCの普及機はNから始まるCerelon、PentiumのCPUが多くそれらの価格に比しても高くないのが現在の価格帯です(8Gメモリーと PCI-E接続のSSD搭載機)

そして、中国ではトップクラスのメーカーの機種が手に入るならそれはちょっといいかなと思うでしょう。

勿論、最初に言った 重い、遅い、動かないの状況で見ると 今回のPCはTablet形態で700gを割り込む重量と少なくとも重いはクリアしています。遅いも 前述のATOM系に比べれば十分なレベルで 最後の動かないですが 中国のSNSプログラムをはじめブラウザーやOfficeアプリなどが対応しています。

積極的に対応してくれるとなると 少なくとも中国国内では困らないという事になるかもしれません。

もう一つ、これはうがった見方ですが AppleのPCでの動作も可能なので それも付け加えられるとより一層なわけです。

 

で、私としてはユーザーが一気に増えたことで 環境が整う可能性が少なからず出てくるのではと思うわけです。

例えば遅れている プリンターなどのハードウエアの対応やネイティブゲームなどの登場は推して知るべしで 特にゲームはSmartPhoneのCPUと同じ性能を持っていますので ゲームなどはプログラムさえ書かれればそれなりに動き始めるのです。

今のところ チープなサーフェースと呼ばれていて 同じ性能(Surface-X比較)で1/2~1/3の価格という点が強調されていますが 結果的にSurface-Xの普及も後押しするのではないかという期待もあります。

実際、中国での販売は 日本円 約5.5万円(現地価格)で 解像度はSurfaceと同じで8G RAM 256G SSD タッチカーバー付きという格安で尚且つ OfficeのHomeまでバンドルされています。当然ですが ペンもサポートしています(別売り)

事によれば 時代の変化の瞬間に立ち会ったのかもしれないと 思えたりするのですが これも大外れですかね(笑

 

追記 本体はまだ来ていないので 来たら改めてレビューさせていただきます