DELL Mini Noteで気になったのですが

DELLのMINIノートを購入された方々の中で一部話題になっているのですが SSDに収められているデータが圧縮されていると言うこと。
 
恐らく誰も付いて来れないと思うのですが MS-DOS用のアプリケーションに(英語版)Stackertoiuアプリケーションがありました。
HDDに保管すべきデータを、圧縮して保管する技術です。
勿論、HDDの単価が高かった頃に少しでも効率よく使うための技術だったのです。
すこし貧乏くさいと思いながら私も使っていたのですが、時は386から486になりWindowsのアプリケーションよりDOSアプリケーションが多く、既に386で速度的には飽和していたDOSならではの(3D等を使おうと思うとライブラリーから自分で作らないと駄目だったので 非現実的)話ではあったのですが 圧縮したほうが速度が上がるという逆転現象が起きました。
これは、HDDに書き込む速度がそう早くなかったので、圧縮してデータ量を減らすと結果的に速度が上がるという面白い現象が起きます。
そして、DOSが6にバージョンアップしたときに標準の機能として装備されます。
そして、少し字台が進むと又逆転が始まる。
アプリケーション(特にゲーム等)は3Dの世界に踏み込み始めて、CPUの処理が不足しだして 内部クロックだけの倍率が高いDX2等のCPUが台頭するとおり処理が不足しはじめます。
そういったゲームを実行する為には切るように指定されて、windowsが3.1から95になって機能が残ったもののリソースの不足でHDDの圧縮にチェックを入れることは出来るものの使えない機能となっていました。
勿論、よくガイドブックにはHDDが足りないときは・・・・の項目に書いてあったりしました。
もちろん、空き容量がほぼ0の状態で実行したりすると 数時間の待ちが発生して泣けない状態になるのですけどね・・・
 
DELL mini9において、デフォルトでその機能がONになっているということ。
SSDの容量不足を埋めるものかと言うと実はそうでもないのではないかと仮説を立てた。
そして、それを証明する様なレポートがあがり始めました。
それは、速度がベンチマークで計ると早くなるということ。
 
SSDは非対称な速度を持つデバイスで(実は程度は低い物の、HDDも同様)読み出しに対して書き込みの速度がかなり遅い。
仕組みはさておき 下手をすると5倍ほどの差となるわけです。
ならばと圧縮をおこなって圧縮時間が0で1/5にデータが圧縮できるならその差を埋めてしまえるわけです。
圧縮がそんなに効くものかと思われるかもしれませんが アプリケーション実行時に生成されるテンポラリー等は非常に圧縮効率の高い物です。
0が並んで必要なところにだけ1があるようなデータの場合圧縮効率抜群になるからです。
過去にStackerの時はファイルの更新頻度まで判断して 効率の高い(時間のかかる)圧縮を夜のうちにやってくれたりする機能もあったりしましたが・・・
 
あちこちでそのうち論争が起きて、圧縮を入れたほうが速いか 切ったほうが速いかと言うことになるとは思いますが恐らくどちらも正解でしょう。
あまり得意ではないのでしょうが3Dのゲーム等を行えば後者でワード程度なら前者でしょう。
あと、気になるのはEee PC等ではどうなんでしょう?
DELLという会社に特別な思いを持っているわけではないのですが、こういったところでデフォルトで圧縮を入れて出荷するあたりがこの会社のよさではないかと思ったりします。
他のPCにも応用できるのか?!
面白いテーマですよね。

あと、当時はあったのですが 圧縮専用のハードウエア。
例えば圧縮・解凍チップつきのSSD等が出てくれば そのハードの価格次第ですが安価で容量が多くなるかもしれないSSDが・・・
テープドライブみたいだけど。