韓国ヨンサン電気街

ここからだと地下鉄で約30分ぐらいだと思います。(途中迷ったからわからないとは書けないが)
三か所の乗り換えをして、龍山(ガイドブックや地図によっては竜山)とかいてヨンサンと読む駅までです。
地下鉄なのですがここでは地上を走っています。
駅を降りるところから書いているのは、この駅を降りて電気街に行くためには道は一本しか無くその道を間違うと着かないからなのであるが 当然知らないところに行くのであるから多くの人はちゃんと調べてから行くと思われますので問題はないと思いますが、まれに調べもせずにうろつく人もいるので えらい目に合わないために書いているだけである。
 
地下鉄の駅を降りて改札は地上からみると三階の高さのところにあります。
通常の鉄道駅とここで接続しており、同じ階にKTRの改札もあります。
改札を出てKTRのチケット販売所の向かい側の出口から出ます。
出口にはそのまま階下に降りるものがほとんどなのですがそうでない出口から出てください。
出たところで正面にモールがあるのですがそちらは後回しにするとして、電気街のほうに向かいます。
出口を出て右に曲がります。
そしてあとは道なりに進むと電気街まで到着します。
と、なにをこんなに複雑に書いているかというと 鉄道の操車場を併設しているヨンサンの駅には数十本の線路が並行して設置されています。
その線路を越えて対岸に向かうわけなのですが、対岸に向かうための約100mをその高架で越える必要があるのです。
3m程の道幅の通路が100m程続きその通路のみがこの線路を越える道なのです。




 
この高架橋を超えたところが一つ目のヨンサンの電気街のビルとなるわけです。
最初のビルはバスセンターの上階2〜4階に店舗があり 携帯電話・PCなどとなります。

そして、そこから二階の高架橋を超えたところにビルがあります。
このビルと、隣のビルは非常に長い通路で構成されており その中に小さな店舗が無数に入っています。

テクノマートと同様に中古販売店も混ざっていますので購入時にはご注意ください。
テクノマートとこれも同様、階によって扱い商品が異なりますが、それほど厳格に分かれているわけではないのでぶらぶらと回れます。
ただ、このあたりは安い商品もありますが 日本とそんなに違う感じは味わえないと思います。
一般にいうところのヨンサンの電気街の深淵はこれ以外のところにあります。
バスセンターを背中にでた通り側を向かいに渡ったところにも小さなジャンク屋さんが並びますが、そちらではなく 
右側に曲がっていったあたりの線路沿いから通り一つ中に入ったあたりのビルが大きなジャンクスポットとなります。

まずは中古PCショップの乱立と、PC部品のショップが一階。
二階は、手前のほうはそうなのですが 奥に行けばゆくほどディープに。
三階は、ディープを通り越して問屋になったような店とかの構成になっています。
特に2階の奥のほうは、ばらしたPCパーツなどが所狭しと並ぶ所で、3GぐらいのデスクトップPCなどは1万円台前半で入手可能。

部品も、1世代前のビデオカードは2000〜3000円 というかひどい所では5枚で6000円とか(もちろん表示はウォン 適当に日本円に変換しています)
ジャンク好きにはたまらないスポット。
IBMのノートPCの部品もライブでばらしながら販売しています(笑)
写真は、私が嫌われているのか撮ろうとすると結構な睨まれ方をします。
そこまでして撮ったのに半分も写真が生きてない・・・
 
駅を背に向けた状態でそのビルから通り一つ越えると、電気街というより電材街になります。
こちらでは卸なのか販売店なのかわからないところとなります。

COMPUZONEというビルもあったのですが、こちらは卸専門のよう。
中で警備員に止められて聞かれて実は困りました・・・・挙動不審??
そういえばシンセンでも同じようなことが・・・・・
結構いろいろなメーカーの代理店があるようで きっとこのメーカーの商品なら韓国で買えそうなんて思いました。
この通りのジャンクに関しては、本物のジャンクです。
マザーボードなどは屋外に裸で積み重ねて置いてあります。
物によっては明確な修理の跡も・・・

レギュレーターのコンデンサが一つだけ、信じられないほど小さな物に変えられていたりと恐ろしい修理のものもありますので、安いですけど 眼力が必要となりそう。
それでも、一軒ずつ置いているものが異なり LEDのディスプレイパネルなど ビルの広告でしか見ないものの中古など 日本では考えにくいものもあったりと楽しく見れました。
 
他にもバスセンターから高架でなく移動したときの高架の下側などにも 携帯電話街が(どう見てもここは駐車場じゃない?? もともと)あったりと お昼過ぎについて18時にロッテリアで休憩するまでずっと回り続けられるぐらいの規模となっています。
1つずつ店を探しながら歩くのも楽しいかと思われます。
ただ、注意なのですがこの日は最低気温―10度の日。
朝からマイナス8度・・日が落ちるとシャレにならない寒さに。
17時頃になると表を歩くのにきつくなってくる。
日本で売っている比較的記事がやわらかめのジーンズをいつも愛用しているのですが 風が容赦なくズボンの生地を突き抜けて素足を冷やしてくれます。
15時頃から(雨が降ったので)もう空は暗く 冷え込みが始まり 長らく歩いていると足そのものが冷えて痺れてくる。
そして、だんだん曲がる角度が浅くなって歩けなくなってきたわけです。
もう最後のほうは、足が曲がらないのでロボットのよう。
とにかく冬の韓国にはあったかい格好をしてゆきましょう(私的には十分暖かいつもりだった)
屋外の店を回るのはそのあたりで限界になりました。
 
深夜におにくさんとお会いする予定があったので、そのままいったんホテルに帰ることとなりました。
ホテル近くの食堂に滑り込み、大阪人の粉もの好きで ちぢみとキムチ炒めを注文して ジンロを飲みながら待ちます。



この時に、キムチ他突き出しが出てくるのはありがたい。
昨日とおなじ、みんなでワイワイ盛り上がっている中 一人寂しくだったのですがお店の人が気を使ってくれて お酒を注ぎに来てくれたり おまけ料理をくれたりと遊んでくれました。

本当に、下町に近い所にいたからかもしれませんが やさしい人たちだと。
すくなくとも私にとってはそう思わせてくれました。