足が痛くなれた

変な言い方ですが、ようやく足が痛くなれました。
 
自転車を漕ぐうえで必要な筋肉には一部普段の生活では必要のない筋肉を使います。
毎日椅子に座って事務仕事をしている人にはということなのかもしれませんが・・・
普通にままちゃりに乗っているときには気がつかないのですが、少しスポーツ色の強いものに乗った時に思います。
最初の二週間ぐらいは、それでもなんとなしに乗っていたのですが ようやく足が慣れてくると緩急が点き始めます。
 
自転車に乗るうえで 変速機は大事な役割をするもので
自分のリズム(驚くほど遅くて 自らびっくり!!)に合わせてペダルを踏むのですが ペダルを踏む速度を変えずに速度を変えてゆく為に必要なのではと理解しています。
故に、とりあえず走りだし 数十メートルでペダルの速度は一定になりその後はギアを上げながら速度に乗せてゆくわけです。
当然、速度は上がってゆくので 同じ速度で漕いでいると当然だんだんペダルは重くなる。
踏み込む力だけでは足りなくなり というよりペダルが下死点を(いわゆるペダルを踏みきって一番下に来た状態)超えたところから力が弱まってしまうので反対側の足の引き上げる力を使いだす。
そのためにベルトで足にペダルを括りつけているわけなのですが、このつなぎがわずかな力でわずかにしか効かなくても スムーズさは大きく変わるものです。
で、必要な筋肉が足の前側の筋肉。
一般的に、足を前向きに蹴りだすために使うのと同じ筋肉です。
 
考えてみると、足を前に蹴りだすなんてこと社会人になってからするようなこともなく 実際のところそんなところに筋肉があっただろうか?といっても過言ではないほど 何にもなくなっていました。
自分の足を見てみてください。
すねの部分の外側の前に少しだけ張り出している筋肉です。
骨が一番前にあるようでしたら蹴りだす力はかなり弱っています。
骨よりも筋肉が前に出ていれば、なかなかのものだそうです。
そこの部分が乗る前が前者で、乗り始めてからは後者に移行するわけです。
もちろん、今は筋肉が炎症を起こしているので腫れて前に出てるのでしょうけど(笑)
それでも、引く力を必要とするようになったということは少し慣れてきたのでしょう。
 
もうひとつ、いい効果だと思われるのは上半身の動きです。
ドロップハンドルを少し低めにマウントすると上体は常に腕で支えることになります。
肘は常にくの字曲がったままです。
思いっきり(といっても笑えるぐらいひ弱な思いっきり)ペダルを踏み込むと自分の体重以上の踏み込みは当然体が浮かび上がってしまうわけです。
立ち漕ぎという言葉がありますが たったところで自分の体重分の重さをペダルに掛けているだけです。
その上は、体が浮かないように肘の力で体を支えて 思いっきり踏み込むわけなのですが 思いのほか腕の力もいるわけです。
後は、椅子に座る時間が驚くほど少ないこと。
細いタイヤなので地面からの突き上げを驚くほど拾うこととなるので 内股気味に膝を曲げてその衝撃を耐えるときには椅子に座れない。
先日のように椅子に座りこむと、お尻が痛くて泣くことになるわけです。そんなことも忘れていたわけですが・・・・
結果的に腰が浮いていて その間中左右の体の揺れを腕がコントロールしています(単に体のバランスが悪いともいう
気がつけば型の後ろの筋肉が張ってきています。
 
乗っているうちに、自転車の素性も色々わかってきて 自分には少し小さめのフレームだとか
シフトはブレーキレバーと共用になっていて ブレーキレバーを(中に小さなレバーもあり ダウンとアップになっている)内側に少し倒すことでチェンジできる仕組みは以上にコントロールしやすいこと。
今のように薄いチェーンを使う時代でなかったので リアのギアの7速は動き幅の限界を超えており 前の変速機がいくら調整してもベストポジションを見つけられない事等々
一昨日は 「ラジオショック」で980円のサイクルコンピューターを買ったので またつけてみようと思います。
 
この痛みを押して乗り続けることができれば、しばらくは続くのですが残念なことに明日から出張ウイークに。
おそらく帰ってきて乗れるようになったころには 元通りのなまった体になっているのでしょう。
無理をしすぎているのか、昨日は夕方に倒れました。
朝測った体重から、翌朝までの間に3Kのダイエットという荒業をこなす位 思いっきり吐きましたし 服が絞れるぐらいの汗もかきました。
今日も低調気味なのですが、この段階を一度超えれば また楽になるのでしょうが・・
思い通りにはいかないものです。
 
サイクルコンピューターを付けると ハンドルの空き部分が無くなります。
できれば何かうまいマウント方法があれば SmartPhone等もつけてみたいなどと思うのですが この振動では見えないどころが落ちてしまいそうです。
どうも、乗っている時間よりいじっている時間が長い バーチャルサイクラーになりそうな気がしてきました。