Windows7 RCからRTMへのアップデート

基本的にはできないものの、一応 実行する方法もマイクロソフトからは提示されています。
具体的には、DVDのファイルを書き換えてインストールするという方法なのです。
なぜそうなのかというと、一部アプリケーションのアップデートでの問題が発生するからだといわれているのですが
これは政策的な問題もあるので、必ずしも問題が出るとは限らないのでやってみようという形です。
もちろん、自己責任というか間違えているのが前提の作業です。
 
ISOファイルの段階で、テキストファイルを書き換えてDVDに焼きこむところから始めて 一気にインストールを始めたのは夜も吹け切ったころ。
気の毒にもこの待ち時間に付き合わされたメッセンジャーで休憩していた人も巻き込み始めました。
インストールそのものはクリーンインストールと同様の手順で可能で 唯一、「アップグレード」を選択するだけのことです。
ファイルのコピー、解凍、インストールの流れとなります。
クリーンインストールの方が圧倒的に速く終わります。
既存のファイルのコピーと調査に笑えないほどの時間がかかるようです。
まあ、選んでしまったからにはしょうがないと 21時ごろからスタートしました。
二点だけインストール中に警告が発生しました。
DELLのPC管理ソフトとWifiアプリケーション(Intel)の二つがWindows7に対応していない可能性があるということ。
前者は、アップデートされたものがあったのですがインストール後に入れればと放置。
Wifiの方に関しては、Intelの最新のドライバーでWindows7対応のものに変えていたので おそらく大丈夫だろうということで。
その前に、PCのBIOSをアップデート、DVDドライブのBIOSもアップデートしておいたのは前作業として行っていました。
なんでも、勢いでアップデートした人たちの中には DVDドライブが見えなくなってにっちもさっちもいかなくなったひともいるので DELLのLatitudeお持ちの方は気を付けてくださいね。ちなみに対応策は、VISTAを入れてアップデートしてから改めて入れなおすという悲しい目に会った人もいるようです。
 
前述のコピーと解凍が終わったのが23時頃
解凍しながらのインストールなのでそう綺麗に分かれる訳ではないのですが 初回の再起動がそのあたりでした。
で、三度の再起動が終わり4度目に起動したところで Windowsの画面が起動します。
もちろん、出ただけでインストールは継続されます。
最終的に終了したのは日が変わってからです。
もちろん待ち切れずに寝たので 翌日に継続する訳なのですが・・・
 
朝起きるとさすがにインストールは終了していました。
Wifiは認識されていたのですが、指紋認識デバイスの方がうまく動かないので予想通りというかアップデートを行うこととなりました。
で、うまくおさまりがつけばよかったのですが・・・・・
この先がつらくなるところ。
間違いなく二つのプログラムがだめになっていました。
一つは、「Microsoft Security Essential beta」で、見かけ上跡形もなくなってしまいました。
Program Fileにはフォルダもアプリケーションもありました。
Serviceには、そのサービスが登録されており、Startupにもアプリケーションの起動は指定されていますが「/hide」のパラメーターが付いているので起動しても見えなくなっています。
「プログラムの削除」では見えているのですが プログラムリストの中からは名前は消えています。
コントロールセンターが起動していないので動作状況の確認ができず、セキュリティセンターがエラーを発生させていないので動いているらしいということです。
とりあえず、アンインストールを試みるものの DOS窓らしきものが瞬間的に表示されて何も起きません。
どうやってもなにも・・・・
 
もう一つは。XP−Modeのコントロールを行っている Virturl PCがなくなってしまってます。
一応、XP Modeはあるものの当然起動しません。
そういえば、Windows7のバックアップはしたもののXPのバックアップを取るのを忘れていたと 青くなる(笑
探しに探して、XP ModeのディレクトリはProgramFileの中に残っていてこの中にVHDファイルがあってほっとした。
最悪、Windows ServerにコピーしてHyper-Vで認識させればドライブの中身ぐらいは抜き出せるだろうと。
とりあえずコピーを取る。
 
復旧は実は半日仕事。
朝出かけて帰ってきて、おやつを食べるころには猛烈にクリーンインストールをしなかったことに後悔するのですが・・・・
どうにもならずに最終手段を。
Safeモードで起動して、フォルダごと消してしまいます(正確には移動する)。
そして通常起動してアンインストールをかけると、フォルダすらないのでインストールリストから消しますかと聞かれて消えて これで上書きインストールが可能になりました。
日本語版を入れるか、英語版を入れるか迷いながら なじんだ英語版を入れて これも後で後悔する。
やってみるとわかるのですが ロケールが違っていて 日本語に変更ができなかったことと、アンインストールもできなくなったことに。
まあ、それでもとりあえず当面はというか、Security Essentialをインストール駆動することが可能になりました。
アップデートも13日のものですので最新版でしょう。
関係のない話ですが、すでに名称から考えても、製品版と思われる名前になっているのですが・・・どうでしょう?
 
XP−Modeに関しては、Virtual PCを再インストールしてみました。
Virtual PCマネージャーから古い仮想HDDファイルを指定するとずいぶん時間がかかりましたが再度認識されました。
ほっとして・・・・って、XP-Modeと通常のVirtual PCとの大きな差である、統合機能が動いていない。
これは、Hyper-Vでもある話で ドライバーディスクとなる統合機能を有効にするとCDからインストールされるようにインストールされるのでと思えば・・・あれ? パスワードを入れてもXPにログインできなくなった。
あちゃー、やってしまった。
やはり駄目だったかと・・・・
諦めきれずに調べてみるとつまらない間違いであることに気がつく。
自動的に入力される ユーザー名は「XPMUSER」ですが、実際にXP-Modeのインストールを行うとわかるのですが インストール時のユーザー名は「user」に固定されています。
つまりユーザー名を正しく書き換えればよかっただけです。
なぜそこで、ユーザー名を勝手に変える・・・・
その後は普通に使えるようになりました。
 
一安心と思ったら・・・・
やはり指紋認識機能が動いたり動かなかったり。
初期化して再登録しようと思って リセットして再認識と思ったら・・・エラーが出て消せない。
もちろん上書きも。
このプログラムを適当にいじるのは むちゃくちゃ危険で下手をするとPCそのものがどうにもならなくなる可能性も・・・
このあたりはゆっくりチャレンジとなりそうです。
 
ただ、全体的にレジストリの整理などもされたので 一層速くなったことが一つ。
あとは画面関連のドライバが新しくなったようで、電脳フィギュア ARISが普通に動くようになりました。
画面がちらついたりする状況も改善しました。
このあたりはうれしい限りです。
幾分の問題があることからも、やはりクリーンインストールをお勧めします。
終わったら20時だから・・・・・