ここ二日の各キャリアの発表をみて

昨日はAUで本日は午前中にSoftBank、午後からDOCOMOとなったわけですが
明確に個性が分かれたような気がします。
 
明らかに今までの発表会の延長線上にいるAU
明確なカンパニーコンセプトの方向性 「防水」と「高画質カメラ」をポイントに横並びの高性能機器に それ以外例えば簡単携帯などを配置するという仕組み。
マイクロSDのLANカードはデバイスとしては評価されるでしょうが 他社の新モデルではWifi搭載が既に1世代前からあるわけですから サービスも遅れない程度に合わせてきたように見えます。
フォトフレームもそのように見えます。
全体的には破たんの無い構成かと思います。
今までなら 季節の変化を迎える風物詩的なイベントで良かったのでしょうが 本日の発表を見る限り もう少しなんとかと思わなくもありません。
 
それに対してSoftbank
Twitter」一本で押してきて 正直Twitterクライアントをがジェットとして用意した以上の特徴を感じる機器はありません。
確かに 各機能に特化した端末は出ているようですが 他社を見終わった後には そう珍しいとも思う物ではありませんでした。
どちらかというと端末は 極論今まで通り i-Phone一本やりで行くような感じがします。
それよりもTwitterもそうですがサービスや周辺に力を入れてゆくという方向のように見えます。
極論、今日新機種の発表を行わなくても 記者会見は開けたでしょう感じがします。
それだけ 機種に依存しないというか 依存しきっているというか そういう印象です。
故に、i-Padの話題は他社の携帯端末の関係上避けたかったという印象を持ちます。
ちょっと意外だったのは、端末の調達メーカーですが 海外の物がほとんどなく 殆ど国内メーカーに偏っているのは なんだか方向変換でもあったのかという印象を受けます。
最初に海外から安価な端末を仕入れる事が出来るのがメリットだというような話だったような気はするのですが・・・・
いまさらなのですが、先月の加入者数の一覧に置いて Yahooの携帯電話向け閉鎖網の契約件数が一気に増えています。
これは、i-Phoneで無い契約の携帯電話の数が一気に増えた風に見えるのですが このあたりもなんの広報も無かったのですが 何か大口の法人契約のようなものがあったのではと思わせられます。
 
そして DOCOMOなのですが
数字上はやはりトップのメーカーで 二位を大きく離していながら ここしばらくは何故か他のキャリアと同じ所で戦いを展開してきたかに見えたDOCOMOですが
幾度か月度のトップを取り戻したりと あっての事でしょうが
かなり重層的で幅の広いラインナップをそろえてきています。
ようやく言葉として市民権を得て、今のトレンドな言葉となっている「SmartPhone」をドンと出し
1機種の突破ではなく、用途、好みに合わせた端末を選ぶ事が出来るようにそろえたかに見えます。
現在のタッチパネルのラインナップに キーボード付きが揃っています。
一般のガラケーにも フルキー付きを出しています。
通常の携帯はこれでもかというほどの 他社キャリアに姉妹機種あったとしても 無理やり特徴をとらえたキャッチフレーズをつけて 個性を強調する手法で選びたい物を選ばせるしたたかさや
カラーバリエーションなど 他社の特徴だったものを いかにも自社の特徴だったかのように複数件用意して見せるなど うまいブレーンが付いたのでしょう。
最後の発表だけあって、うまく他社の特徴に被せるような 動きも見せています。
そして、前倒しで発表したAUのAndoridラインナップを台無しにするような AndroidフルキーのMIDをほぼそのままの形で登場させていますし、SamusungからのAndorid端末もラインナップに追加し Andoridに強いDOCOMOという印象をXperiaとセットで与える事が可能となる事でしょう。
そして、細かい事ですが大きな内容で 今のところ情報が断片で判りませんが SmartPhone向けに新しいアクセスポイントを用意して i-Modeアプリはおそらく駄目ですがセキュリティ付きのiーModeサイトの利用や i-Mode Mailへの対応もしそうな感じに映っています。
うまくすれば今で発売した端末の幾つかにも対応しそうな状況。
がらけーからSmartPhoneへの移行を容易にする仕組みまでも用意する周到ぶりでここまで外部に漏れずに進んだのはすごいと思えます。
 
ただ、Twitter等のメディアで公開報道される関係上、情報の速さこそが命となっている事もあり どこの報道に関してもキャリアの用意したデータそのままでまったくどのニュースも同じような印象しか受けない。
多くを回っても得られる情報が変わらないように思われる内容です。
即時性も大事なのでしょうが 受け取った側が考える自家も与えられず報道しなければいけない状況はおどうかと思います。
クローズドで構わないので 情報漏洩に制限を設けた発表会と 指定期日に発表を行うルールなどを決めたうえで 各社各様の切り口で発表してくれたら もう少し読む方としては楽しみがあるのですが・・・・ってわがままですね。
尚、上記内容は ざっと見ての印象なので むちゃくちゃ間違えているかもしれませんので 悪しからず。

written by HatenaSync