シャープ : 『4原色革命、「クアトロン」誕生秘話』その2

この先は断片的にはなるのですが 新型のクアトロンには超高精細化処理が追加されています。
この液晶を利用した機能なのですが、細かい部分が書きにくいところもあって 
まあ、つたない説明より目で見ていただくのが早いと思います。
全く同じ場所で まったく同じ画像なのですが 片方は処理がなされていて片方が処理がなされていないものなのですが あえてその処理に関してどちらがされているものか書かないで行きますので皆さんの目で判断してみてください。


どうですか?
映画を見ながらだったのですが、細かい木の枝の表現力や、バルコニーの手すりの桟等がこの処理によって べったり潰れてしまっていたものが 隙間が浮き上がるよううに見えるわけです。
顕微鏡レベルで見たときに 斜め線が滑らかになっているのが分かると思います。
ちなみに、この画像は持ち込んだ顕微鏡の写真で 実際のクアトロンのモニターの実画像です。
ちなみにこの画像からは、元画像を想像することもできないと思いますので著作権もよいですよね(笑
 
写真を出したので 昨日の説明の中での液晶のシャッターの形状の写真もここに
並んでいるディスプレイから、恐らくと思われる物の写真を撮ったので もしかしたら実際の時期と異なるかもしれませんので そのあたりはご容赦ください。
まず、従来普通の液晶パネルの写真です。

昨日書いた通り「く」の字に曲がった配線が見えていると思います。
全体的に配線エリアが多く 黒が黒くなりにくく 窓が狭いので輝度も稼ぎにくい、結果的にコントラスト比が高くないというものを 新型のシャッターの採用によって大きく改善させたわけです。
ディスプレイの種類が分からなかったのでおおよそと思われるところで マスクの形が大きく変わったものの写真を

形から言ってもクアトロン直前ぐらいのものと思われます。
配線パターンが減って窓が大きくなっています。
そして、クアトロンです

撮影したカメラの関係で、黄色が緑っぽく発色しているように映っていますが 青、緑、赤、黄と並んでいるのが分かると思います。
表面のガラスからの距離で縮尺が変わっていますし ディスプレイの大きさの問題でインチ当たりの解像度も変わっていますが それでも解像度が同じであれば1ピクセルのサイズと同じとイメージしてもらうとそのサイズは最初のものから比べれば一つの大きな窓になっているというのが分かりやすいかと思います。
 
最初の超高精細化等は、映像ソースにそこまでの情報がないために そこから想定される画像を疑似的に高精細化するもので 例えばDVDの画質をブルーレイなみに見せる技術などとしてHDDレコーダーなどに付加されている補正技術でもよくあるものです。
クアトロンのものはピクセル単位まで拡大しても きれい意に見えるレベルの技術で 解像度が同じでもクアトロンのほうが滑らかに見えるという
液晶パネルだけでない、それを制御する回路も含めて
クアット(4つの 恐らくこれは液晶パネルの意味)+エレクトロン(おそらくこれが制御・補正回路の意味)の造語であるクアトロンと決めたという話が分かりやすく理解できるわけです。

written by HatenaSync


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