ファミコン互換機ってありましたよね

昔、ファミコン互換機というのが秋葉原日本橋では盛んに売られていた時期がありました。
既に日本ではスーパーファミコンというモデルにモデルチェンジしていて それほどのヒットにならなかったのだと思いますが アジアの国では本家以上のヒットになることとなります。
6502というCPUを搭載したこの機械はそれほど特殊なハードで無かったこともあり それほど難しい技術が無くてもコピーが可能だったからです。
問題は本体を駆動するROMの部分ですが これはコピーされて こっそり入れてありました。
売り方がこっそりでは無かったので あっという間に著作権がどうしたの話題になるところですが アジアの多くの国ではその本物であるファミコンを入手するには輸入するしか手立てが無い状態だったので、本家が無いのにコピーを取り締まるという微妙な状態にありました。
少し話はそれますが、APPLE最初のパーソナルコンピューター APPLE Ⅱもこの6502を採用していましたので プログラムを作成するという意味ではユーザーが沢山いたという事でしょう。
 
実は今でも海外ではは倍されていたりするのですがご存知でしょうか?
一部はケータイゲーム機として、一つは子供用の小型のゲーム機として形を変えて売っていたりします。
コピーなのに個性や付加価値という言葉が似合うかどうかは解りませんが ある程度の時期以降はシステムソフトウエアにも特別な改良が加えられ 画面のコピーを取ったり どこでもセーブできたり、速度を替えたり、プログラムを書き換えたりと自由自在に変更できるスーパーな普通のファミコンとなっていったわけです。
そして、さすがにPlayStationなどの高画質ゲーム機の登場とともに消えて行って 上記のゲーム機用としてプログラムの作成が必要ないので 起動してもロゴも出ずゲームだけが起動する 若しくは複数のゲームが(200種類とか)入っていてカートリッジの交換できないゲーム機として販売されていたりするわけです。
放歌的な時代は終わり、専用のCPUやグラフィックプロセッサーを設計し組み込んだ現在のゲーム機では その心臓部を入手する方法もなくまた入手したところで法的に危うい半導体を製造してくれる会社もなく もう登場しなくなってしまうわけです。
で、もう表世界からは組み込み用以外では姿を消していたわけです。
 
ところが、改めてまたそのゲーム機の互換機が登場する可能性が出てきたのです。
それが Android端末です。
互換機という表現が正しいかどうかという問題ではあるのですが ベースをAndroidにしたゲーム機が2種ほど発売になります。
これのコピーをという話であれば 恐らく既に発売済みの端末に関してはコピーそのものは難しくないというか ファームウエアの変更で他の端末にも使えるような変更があったので プログラムの問題だけなので 恐らく他の機種でも動かす人が出るでしょう。
ソフトの入手にIMIEを使っているとすれば 対応機種以外では動かないという事があるかもしれませんが そういったものはすぐに外されてしまうと思います。
既に、そういったマーケットが中国などでは 星の数ほど出てきていますので・・・・・
未発売の端末に関しては 特別なハードが付加されていますので これは簡単にコピーされるということは無いでしょう。
まあ、それなら・・・と安心するのはまだ早いのです。
 
専用ハードを付けることで高価で凄いゲームと、専用ハードを使って無くて 安価でそれなりのゲームとでしたらどちらが受けるでしょう?
現在、その分岐点にゲーム業界は直面しています。
ゲームそのものは無料で、戦う事だけでなくリアルな世界のお金で武器や防具を購入する事の出来るという アイテム課金というゲームが日本では多く登場しています。
先日、香港で見ていてもそういったゲームが増えているように見えます。
既に、ゲームそのものにお金をたくさん払ってくれるという時代では無くなってきて やっている最中にかかる細かいお金を回収してゆくような仕組みに変っていっているような気がします。
「無料」という広告と青少年ユーザーへの課金の対応などに関してはともかく ゲームをするという意味では 先にゲームをして楽しいと思ったら初めてお金を払うというシステムは良心的なものだと思われます。
ただ、人と競わせるように装備を入手する必要があったり、途中でお金でしか入手できないもしくは 実際のゲーム中の戦いでも手に入れられるが 天文学的に確率の低い入手確立のアイテムが 鍵になるイベントなどを 用意して回収にかかるなどのやり方はちょっと・・・とおもうわけです。
 
昨日も書きましたが Optimus x2でアスファルト6というレーシングゲームをやってみました(お試しだけですけど)
ファイルサイズが500M弱というCD一枚分のAndroidのゲームとしては超ヘビーな部類の物と思われます。勿論多くは画像のデータなどだとは思うわけですが・・・・
そのサイズでも画面に切り替わりに時間がかかるので圧縮されたファイルを解凍して実行していると思われるわけです。
そんなにと思いますが びっくりするほど高画質でおとも素晴らしい物でした。たしかマーケットでは581円と おおよそどのゲーム機用ソフトよりも安い価格でです。i-Phone用もあるようです。
このクオリティのゲームがるとするなら専用のハードを持って動かす部分が何だという話になってしまいます。
3Dなのかというと携帯ゲーム機に3Dは向かないと言っている人もいますし そうだとすると画面のクオリティや動きなどはもう普通のというと語弊がありますがAndroid端末で十分なのではないでしょうか?
 
たまたまDual Coreのゲームに強い端末で試していますが 恐らくそうでない端末でもそれなりに動くのでしょう。
来年は4コアがハイエンドで 不等張になるかもしれませんがDualCoreぐらいが標準機になるような気がします。
そうした場合、どこの端末でもゲームぐらいは問題ないとなるかもしれません。
そうした場合、専用のハードでしか動かないとなると難しくなるんじゃないかと思ったりするわけです。
と、同時にもうすでにどれが本家でどれがコピーなんて区分は無くなってゆくわけです。
ある一定のゲームをターゲットにそれだけうまく動けばいいやとチューニングされた 廉価版の機種が出たときに それはコピー機というのかというと微妙なわけです。
ただ、あの時のコピーから始まった商品に掛ける東南アジアの情熱が そのままこういう端末に向けられたら 何かすごい事になるんではと 期待させられたりするわけなのですが どうでしょう?
それこそ、アナログスティック付電話や Kicknetカメラ付きの端末など(外して設置できる等)とんでもなものが期待できそうで・・・・

written by HatenaSync