Pogoplugを使ってみて解ったこと

昨日、どうもE-Mobileの制限つき回線ではPogoplugは使え無さそうと Twitterでつぶやいたわけですが どうもそうでもないようです。
ただ、この仕様は私のようなユーザーにとっては非常に微妙な感じになってしまうわけですが・・・・
 
Pogoplugには細かい説明などが少ないので どれも自分で実験してどうもそうらしい程度の話なのですが・・・
自宅にPogoplugを置いて、そのHDDを共有ストレージとして胸中するところまでは順調に動いている状態でした。
そして、Android OSのSmartPhoneにクライアントをインストールしました。
で、ここまでの検証は順調に行ったわけです。
その後なのですが、Optimus Tabにもクライアントソフトを入れて盤石な体制を築いたはずだったのですが その後E-Mobileの回線でアクセスできなくなり Twitterでつぶやくに至るわけですが・・・・・
じつは原因はそこではなさそうなのです。
 
一般的にサーバーと呼ばれる物に対してクライアントという言葉があります。
1サーバーに対して複数のクライアントがアクセスするわけですが WindowsなどではCALと呼ばれるClient Access ライセンスと呼ばれる物があり同時にアクセスできる人数をライセンスで絞っています。
ライセンスで絞られていないものの代表としてはWEBサーバーなどがあるわけです。
サーバーを考える場合、その設計上でユーザーのアカウントの問題はあるわけです。
複数の特にセキュアなアクセスとなると接続したクライアントの情報をサーバーは保持し続ける必要が出てくるわけです。
また、同じファイルにアクセスして書き換えなどをしようとしたときに どちらが優先的に書き換えを行うか(いわゆる排他制御)などの問題も出てくるわけです。
この辺りを制御する機能があるのが最近でいう所のサーバーな訳ですが・・・
じゃあ、その部分に関してPogoplugはどうなのでしょう?
 
Android端末は基本的に一度動かしたプログラムはずっと動かしっぱなしになる訳です。
Pogoplugに関しては 端末上に常駐し(メモリーの少ない端末の人は注意!!)新たに撮った写真などが無いかを常時チェックしている訳です。
設定によっては撮影された写真を即座にPogoplugに送信するわけですから 必要な機能なわけです。
常時ログオンし続ける事となる訳です。
私は結果的にTabletとSmartPhone両方でログインしたままにしようとした訳なのです。
ですが、Androidに対してという事では Pogoplugは1ユーザーしか同時の接続を許していないように見えるわけです。
他の端末で接続後に、前の端末を見ると ログオンされているが接続先が無いという妙な状態になっている訳です。
故に、一度ログアウトして接続しなおすと何事もなかったかのように動き出すわけです。
じゃあ、TabletとSmartPhone二つで使うような用途ではちょっとめんどくさい事になる訳です。
ちなみに、PCようのクライアントは複数あってもおかしくなってないのでAndroid側の制限若しくはそういうアプリケーションを介しての接続になっていると思われるわけです。
同じストレージでも Evernoteなどは複数台で同時アクセスを許しているので すべての端末で起動する事も出来ている訳です。
 
まあ、微妙に気になる点を書いてみたわけですが 非常に良く改良成されています。
まず、本体の遅さですが これは解消はなかなかしないわけです。ハードウエアが変わってないので。
動画をネットワーク越しに見る為 送信しやすい形に変更するトランスコード処理は30分の1Mぐらいのビットレートの動画で10時間以上かかるという非常に鈍足なサーバーで この作業中はむちゃくちゃ遅くなるという点は全く変わっていません。
ただ、これもかなりの部分で改善するプログラムが書かれています。勿論ずいぶん使っていなかったので途中で変わっているのだと思いますが・・・
PC側にクライアントソフトを入れて ファイルコピーでは無く クライアントソフトの「シネマ」というtagを開いてその中にファイルを投げ込むような処理を行うと 自動的に動画ファイルだと認識され 送信すべきPC側でトランスコードが行われます。
どう考えてもPogoplugより高速なPCで トランスコードする方が処理は高速に終わり 結果が良いわけです。
ただ、動画をPogoplugに送り出す人は その間PCのリソースを消費されることを覚悟する必要はあるわけです。
それでも気が遠くなるほどの時間を待つぐらいならPCの方がずっと精神衛生上良いわけです。
それ以外では、SmartPhoneでPogoplugにデータを送信するときに サムネイル画像と本画像のアップを別々に回線を選択できる点などが評価できます。
ファイルをアップするときに3Gを使ってしまうと かなりのデータ量となってしまいます。今のSmartPhoneでは1200万画素なんてカメラもあるのですから。
ファイルをそのままアップするとパケットの消費が異常に激しくなるので、Wifiに接続されたときのみファイルを転送する設定があるのですが そのサムネイルとなる軽い画像にみは3Gde転送するという設定が選べるわけです。
WiMaxだとどうなるかは実はよくわかってないのですが(笑
 
今日、朝にその都の光回線からファイルのダウンロードをやってみたのですが 2Mぐらいのレートで落ちてきました。
未だATA100のHDDをUSBで接続したPogoplugのファイルをノートPCに無線LANでダウンロードしたら(バックボーンは光)2Mを超える速度でのダウンロードが可能でした。
モバイル目的というなら これは十分すぎる速度であると、当時300K前後をうろうろしていたPogoplugと今のPogoplugとは段違いの性能になっている訳です。ちなみにハードは変わってないのですが・・・・
まあ、このあたり詳しい型がいろいろ書かれていると思いますので・・・
久しぶりに出してきて ちょっとお得な気分ですね。

written by HatenaSync

追記:このままだと使えないじゃないか〜〜とAndroid二台持ちの人に勘違いされそうなので追記しますと
   別に一つのアカウント登録でなければ複数台で同時利用が可能です。
   別のメールアドレスでPogoplugのアカウントをとっておいて 同じHDDを共有かければ複数台で同時に使えます。
   また、ファイルの交換もできますので、出来ないといっているわけではないのと
   この使い方がライセンス上どうなんだと検証していないから書いていないだけです。
   Pogoplugはそういう意味でも使いやすくは作ってあるので 「微妙」の表現を「だめだ」と言っている
   わけではないと とってくださいね!!