WindowsXPが終了を迎える

マイクロソフトの大ヒットOSであるWindowsXPのサポート期限がとうとう終了する。
サポートの終了は残念ながらOSの終焉と同意語となる。
ネットに接続することが前提の作業が増えてきたことから ネットにつなげなくなったPCに多くの場合存在意義がないのである。
 
XPの終焉で大きく変化するのがOSのシェアマップである。
もう、終焉するといっている状態でなお 私の日記にアクセスする人たちのOSをみても PC用OSの中では10%を超える値が表示されている。
これがなくなるとなると マイクロソフトのPC用OSのシェアがそれだけ下がるのだ。
それによってマイクロソフトの勢力の低下を物語るのは強引だが それに近いものはある。
 
OSのシェア争いでは XPが登場したころにはダントツ1位であった。
一部にはWindows2000こそが・・・と使い続ける層もいたが ネットワークの機能の強化部分の差を埋められず 特定の用途以外では変わっていったわけです。
同時に、多くのカーネルが32bit化したことから 今までの16bitアプリケーションの多くが切り替わってゆくきっかけにもなったわけです。
そして、現在のWindows7辺りから64bitへの変更が進んでいるわけです。
もちろん、XPにも64bit版はあったのですが まあ、あれですね(笑
CPUそのものはAthlon64辺りからなのですが まあ、ハードウエアの変更に対して 過去の資産を流用する必要のあるソフトウエアに関してはなかなか進まないものです。
 
OSのシェアの話で行くなら最初にWindowsの牙城を大きく脅かしたのが 実はゲーム機の世界。
ゲーム機内部のOSが台数が多いものだから それを含むとかなりの変化要素になったわけです。
ただ、これを同位に並べるというのは変だということで 統計データの多くから外されたことなどで話題にもならなくなったわけです。
そして 今の状況は最初はジャンルが違うと同じ土俵で並ばなかった SmartPhone向けOSであるAndroidiOSを比較に含ている今 マイクロソフトは孤高の巨人ではなくなっているわけです。
当たり前の話で 携帯電話の普及率は一人一台に限りなく近づいているのに対して PCのシェアはそこまでないからです。
そして 家庭では既に必ずしもPCで無くてよく Tablet+SmartPhoneで十分になってきているからでもあるわけです。
 
実は私はWindows8を結構評価していて
Tabletの利便性と、今までの互換性をうまい具合に保っていると思っています。
ただ、Tabletで今間dネオ互換性を図ったアプリケーションを使うとなると 操作に問題が出たりするわけです。
また、大画面でこそ生きるというアプリケーションのつくりは 小さな画面で操作する際にインターフェースの作りが悪くなっているのですから。
それをちゃんと使い分けるとするなら 便利なのですが、OS標準のアプリケーションの多くも 未だ互換性を保つためのプログラムレベル。それを ちゃんと使い替えられるものが用意できるまでは 一般の方は戸惑ってしまうわけです。
旧来のメニューや、Explorerを起動画面にするなど 今までの使い方を継承したい方々にとっても使いにくいものとなってしまうわけです。
 
XPの終焉はPCの終焉ではありません。
いまだ、やはりTabletでやりにくいことがたくさんあるわけです。
特に事務仕事の多くは変えるに至っていないわけです。
たとえば店頭のレジスターにしても Tabletのタイプはかっこは良いのですが 見ていても操作が練られていない感じがひしひし伝わってきます。
タッチオペレーションの良さは 誰が触ってもすぐにわかる操作性なのですが、それらのアプリケーションを見ても目も手も泳いでいる人が多いのでそういった面での慣れがまだ足りてないのでしょう。
ただ、XPの終焉は 一つの時代の終焉であるということは間違いないことでしょう。
XPと共にあった自作PCパーツやExtカードなど そしてワープロソフト戦争等々 今やわずかに残るばかりなのですが それらの土台そのものが無くなってしまって 土台が無くなった後 後に続くものにその話をしてもイメージすらできない昔の話となるのだろうと・・・