サブスクリプションの恐怖

今回の戦争で、各インターネッさ-ビスベンダーが提供を中止したサービスが増えています。

マイクロソフトやAPPLE、NetFlixやAdobe等々

サービス提供側の決定もあるのですが、そもそもの支払いそのものの決済ができなくなってきているので お金を払わないので提供を停止しているという物も含めれば非常に多くの分野にまたがっているわけです。

 

マイクロソフトにしてもAppleにしてもなのですが 最近ではサブスクリプション型のサービスが増えてきています。

etFlixの様に最初からそれしかないものもあります。

じゃあマイクロソフトサブスクリプションが止まったらどうなる?と言うわけですが オフィスソフトが使えなくなる程度、OneDriveのデータが・・・・と言う程度に考えていると大きな勘違いを起こすわけです。

 

現在、マイクロソフトのOSをインストールする為にはなのですが 現行最新のWindows11なのですが インストールの為には必ずマイクロソフトIDが必要になっています。

いわゆる マイクロソフトの提供するドメインによるメールサービスの加入です。

古くはHotmail等の名前のもので現行はoffice.comも含まれています。

では、この登録ですが マイクロソフトがサービスの提供を停止したとするとインストールそのものが出来なくなるわけです。

方針は分りませんがアップデートもできなくなるかもしれません。

結構大変なことです。

これは Adobeなんかでもそうなります。

そして、Netflix等のサービスは すぐに提供停止となるでしょう。

さて困ったと言いたいのですがこれぐらいのことは序章に過ぎないのです。

 

日本と言う範疇で話をすると おおよそ3割ぐらいが何らかの形で企業はクラウドを利用しているという事です。

例えば、WEBのサーバーだったり 基幹システムだったりと

最近で言えば 証券会社や銀行の一部業務も AmazonAWSMicrosoftのAzure、GoogleGCPなどで これらのサーバーの障害で良く知る会社のサービスが停止したりという事もよく聞く話かと思います。

それらが停止してしまうという事です。

対象に入ってないとしても 少なくとも海外資本で海外にサーバーのあるようなサービスで有れば 支払いはドル建てで行われることが多い為 支払い済みに関してはともかく それ以外はいつ止まってもおかしくない状態にあるわけです。支払いもできないわけですから。

 

オンプレミスのサーバー(実際に接地する物理的なサーバー)に対してクラウドを使う利点は 初期費用が抑えられることと 業務の変化に合わせてサーバー規模を簡単に変えられるということです。

規模が小さいときは最小構成でスタートして、業務の拡大に合わせて順次契約形態を変更することでいくらでも強力なサーバーに変えられることです。

購入した機器の場合、CPUのアップグレードなど実質的に不可能に近い作業なので それが安価にできるというのは凄いメリットです。

また、事業の縮小の際もスケールを動的に小さくしていくことが出来るというのはこれも大きなメリットとなるわけです。

故に、契約はともかく支払いは定額で毎月の支払いがと言うわけではなく 使われたリソースの量に合わせて動的に変化します。

終わってみるまで利用料が分からないというわけなのです。

故に、前述のように支払い済みってことが殆どなく 使った分だけ払う必要があるわけです。なので、前払いしていないという事で サービスが止まればつでも契約が切れてしまうという事を意味しています。

今は約10日目の時点ですでに開始されているという事は それをどこかに写す時間すら与えられていないので 各企業のIT担当者はお手上げ状態になっているはずです。

その上、コンピューターで事務処理のできない時代まで戻して作業ができるのかという事を考えてもらうと 悪夢としか言えないわけです。

 

まもなく、インターネットへのアクセスを止めるという報道もあります。

国内の不満を抑えるために海外からの情報を遮断するために行うのでしょうが、それによってこういったサービスが契約上使えたとしても結果的に利用できなくなるはずです。

そうした場合、オンラインショップが死滅し 各所の通信は非常にコストの高い 専用の回線を持つところでしか実電されなくなるでしょう(国内インターネットを維持するという形になるとは聞いていますが この短い期間でそれに耐えられるサーバーが用意できえるとは思えないわけです)

 

PCがスタンドアローンで動いている時代であればここまでの影響はなかったのでしょうが、クラウドサブスクリプション型の契約の場合あっという間にこういう事態に。

結果が出るのが非常に速くなってしまうわけですね。