しつこいモバHO!

モバイル放送株式会社(http://www.mbco.co.jp/)の提供するモバイル放送 略して“モバHO!“とはネーミングセンスはともかく、一応新しい試みの一つだと思います。
実際のコンテンツに関しては、モバHO!のHP(http://www.mobaho.com/)より提供されているので参照ください。
今日は、ビッグカメラでパンフレットを貰ってきて パンフレットを見ながら唸ってます。
提供されるチャンネルは、
動画 7チャンネル、音声 30チャンネル、データ 60タイトル(チャンネル数は1でその中に60番組の静止画データが入っているようです)の放送で 基本料金は400円。映像チャンネルだけ若しくは音声チャンネルだけで 1380円 両方セットで 2080円。情報チャンネルはそれ以外に300円の金額になります。
現在は2機種の再生機が用意され、シャープと東芝が唯一の端末を出しており、6万円近い価格ですので実際の普及は殆ど無い状況にあります。
比較的大型のパラボラを備えた(直径12m)事により、パラボラアンテナを必要としない(あったほうが良いとは思いますが)小型のアンテナで受信する事が出来ます。
また、 2.6GHzの周波数を利用していますので、今までの衛星放送の電波に比べた場合建物等への透過率も少しは高いようで 窓際でなくても壁際でも壁が衛星にあれば投下して受信できるようです。
大手の電気店の店頭には、そろそろ用意されているので見れば解ると思うのですが、ビルの中にあるにも関わらず、4本中2本ぐらいのアンテナは立っている場合が多いようで その感度は上々です。
また、現在の電波がどこから取られているかまでは解りませんが、大都市圏では地上にローミング用のアンテナを設置し、天空の見えない場所等での受信を助ける形であちこちにアンテナを立てる計画になっています。
関東地区ではHPを見れば解る通り、JR線沿いを中心に受信補助エリアが電車の線路に沿って展開されており、通勤等で利用される方にとっては電車内では衛星の見えない場所においても比較的安定した受信ができるはずです。
現在の、地上波放送受信機能をもった携帯電話を持っている人なら解ると思いますが イアフォンをアンテナにした受像では何か障害物があるたびに画像が乱れますし、多くの場合駅の構内では見られない場合が多いのですが(これは大阪での話 私は東京で実験した事はありません)モバHO!の場合視聴できる事になっています(もちろんカタログどおりの性能であれば)。
ところが現状のモバHO!の受像機二機種はどちらも電池の持続時間が1.5時間程度でこういったものを必要とする層の通勤時間をどう考えているのかは解りませんがそれ以上短い人がそんなに無理をしてまでこんなものを買うかどうかが疑問だと思うのですが・・・
ここいら辺は想像とカタログの関係ですが、恐らく新幹線で移動中であれ 飛行機で安定飛行に移行した後等でも受像する事ができるでしょう。
ANAがこの「モバHO!」の正式採用を決めたようですので、何年後かに新型の777に乗られたら視聴する事ができるかもしれません。
パンフレット上は、CFタイプの受像カードも開発中で PDAでの再生も視野に入れているということで、今回発売になるPCMCIAの受像カードと同様にハードウエアーでのエンコードのようなことをサポートされていれば PDAで受信する事だけでなく記録する事も可能になるでしょう。
近日中に車載モデルが発売されます。
このタイプは動画をというより、音楽の再生機能を中心に考えられているのでしょう。USENと同様の、J−POPチャートの24h放送などやフォーク、ナツメロ、クラブミュージック、JAZZ、クラッシックなどをかけっ放しにするのであれば、毎日車に乗るような人であれば決して 月1480円の視聴料が高いとはいえないと思うのですが。
最新のヒット曲が、CM無で聞けるって言うのはなんか凄く嬉しいんですけど 思うのは私だけかもしれない。
まあ、今回目をつけているのは、PCMCIAの「MBT0102A」です。
メーカーその他は不明ですが、NOTE PCを時々動画ビューワーに使うような人にはお勧めのオプションだと思うのですが、現在、一般的なPCカード型の地上波用チューナーが一万数千円。それ用のアンテナがブースター付きで5000円程度。勿論、その後のコストがかからないというメリットもありますが、その商品の使える期間は 日本全国全てにおいても 西暦2011年 現在から5年後に全ての放送を停止するはずですから、都市部ではそれより早いタイミングで包装が注視される可能性も十分に出てきます。
地上波デジタルになっても、モバイルに向いているのは データがデジタルであるが故にエラーの発生が抑制できるだけで 電波の届かない所で受像できない事には違いがありません。
勿論、空が必ず開いているとは言いませんが、少なくとも都市部を離れれば移動中は空はトンネルにでも入らない限り開いているといえるでしょう。
動画だけならともかく、音楽という事なら今後PDAでCFとかでしたら音楽を受信しながら聴く とか言う形で、ラジオのような使い方も可能になるでしょう。
勿論、モバイルテレビとしての使い方も良いでしょう。
ただのラジオ、ただのテレビの感覚で使うなら今後面白いツールとして使えそうな気はするのですが、いかんせん人気が無い。
このままでいくと、有料にも関わらず広告付とかになりかねない。
とにかく、録画機能付チューナーカードで9800円という価格は破格に安いので一度試してみようかなと・・・・
加入時に、年間契約する必要もありませんし 嫌になれば止めればいい。
さて、発売されたらどうなりますでしょうか?