広告ありと広告なし

NHKは受信料を取って運営されています。
個人的な感覚では、「視聴率の取れる番組を・・・」なんてことをおっしゃいますが大きな間違いで視聴率など取れなくても良いので、その分小さな放送局を目指し経費を下げ受信料の負担を減らせばよいと・・・・
文化や娯楽の多くを民放に任せればその母体はぐっと小さくなるのですから。
地震や災害のときにこそNHKの体制を生かしてCMなどの無いノンストップ放送を生かせばよいと思うのですが・・・・・
最近のNHKの放送では15分に一回ぐらいアイキャッチの現れる物まであり、アニメなども人気があるからかもしれませんが静止画などを挿入するのは自ら考えず模倣だけをした頭の悪さを露呈するようにしか見えないのですが・・・・
まあ、NHKの話はさておき あれだけ高額の受信料を取っているNHKに対して多くの民放は受信料などは取りません。その代わりにクライマックスになると異様に回数が増えて興ざめなCMが入るわけです。勿論、CMは制作費も豊富なので残念ながら実際のプログラムよりずっと良い物も少なくは無いのですが・・・
また、GoogleやYahooの検索サービスが無料なのも もちろん「はてな」が無料なのも広告収入が一部を担っているからに他なりません。
TVだけで言えば、最近は受信料を払ってみるスタイル 例えば衛星放送などの動きも出ていてスポンサーの意図による運営が必ずしも正しくないと言う考え方も出てきているようです。
しかし、広告と言う物は挿入されて 消費者が見るだけでお金になるというものであることは間違いありません。
新聞だって、コストから考えれば100円程度で購入できる情報量ではないことだけは確かです。
紙面の約1/5の下を一面占める広告があるからあの価格なのです。
もし、広告無しの新聞を併売すれば雑誌並みの価格になる事は間違いありません。
どちらを買うかと言うと、やはり広告が掲載されている安いほうを購入することでしょう。
広告も情報のうちだと考えるメリットもあるわけですから。
しかし、人によっては広告の無い純粋なニュースだけを読みたいと高額な費用を払ってでも購入する人もいます。その人は広告に惑わされたくないという正しい目を持った人かもしれません。
 
少しNHKの話に戻りますが、NHKではDVDや書籍を販売しています。最近のヒットは「プロジェクトX」と「冬のソナタ」なのですが、これは実際は子会社が販売している商品です。しかし、NHKでは放送中にこの書籍やDVDなどの広告を行っています。
つまり、受信料をもらう事によって公平な放送をする筈なのですが なんとなく、特定の企業が有利になる広告を挿入しているわけですから、「NHK出版」という会社名なら許されると思っているのでしょうか?100%出資の子会社と言うぐらいならば営利組織ではないので分社せずに管理すればよいことなのです。
と、怒りのテレビ報道がなされるわけですが、先ほどの広告が無いことを基準に高額な費用を払って広告無しの新聞を買っている人が、高額所得者であることに目を付け高級品販売の広告などを入れられたら怒り狂うわけです。
広告を取り除いたことによる費用負担をしているのにも拘らず広告を見せられたから怒るのであって当たり前のことなのです。
また、同じ契約だったとしても新聞を配る代理店が、僅かな利益に目がくらみ折り込み広告を入れるかもしれません。
ではA地区の人は同じコストを支払っていて広告無しで、B地区の人は広告ありであればB地区の人は怒ってしまいます。
これも当たり前の話だと思います。
広告がコストになると誰もが知っているからなのです。
 
PCSVと省略すると何のことか判りませんが、PCサイトビューワーといえばお馴染みの携帯電話で一般的なWEBページを閲覧できる機能です。
1〜2年ほど前から「Jigブラウザー」を初めとして、「ぐるっぽ」等の携帯電話用のブラウザーを日記でも書いてきました。
Jigブラウザーに関しては当時であればかなりの情報を提供できたと自負しております。(ただ、良いと叫んでいただけと言ううわさもありますが)勿論、JigブラウザーWEBのフィールドテストにも参加させて頂いて非常に楽しい思いが出来ました。
有料のJigブラウザーにも加入しましたし、JigブラウザーWEBも加入しました。
勿論、僅かですがお金を払って参加しました。
「ぐるっぽ」も広告付きで無料のポータルとして成長して行って欲しいと お願いもしましたし現在でもそう思っています。企業との連携で十分に面白い商売になると思っています。
そして、PCSVなのですが 最初からROM上に搭載されるOPERAベースの専用のカスタマイズがされたブラウザーです。
発売当初はかなり期待はしたのですが、最大の問題はその費用となによりcookieの情報がブラウザーを閉じるたびに消えてしまうために「はてな」の日記に使おうと思うと毎度毎度ユーザー名とパスワードの入力が必要になり正直「やってられない・・・」と同じOperaを搭載した「京ポン」と違い搭載機種を持っているにも拘らずやむ終えずPDAなどで修正できないサイトなどにチャレンジするのに使うにとどまっていました。
そして、今年の夏モデルからはその欠点も修正されOpera8のエンジンを搭載した新しいPCSVを搭載して改めて現れたのです。
この部分に関してはAUというベンダーの問題なのか、バージョンも機能も何一つカタログにも謳わないのでユーザーが知る手段はこういった偏屈の書く記事に頼らざる得ないのですが 今回の変更でちゃんと保存されますし、ログイン情報を記録できるページもあるので格段に使いやすくなりました。
一列モードとフルビューにモードは減りましたが画像も含めて出来るブラウジングはPalmのそれを上回る物ではないかと思わせます。
また、Flashも一部表示されますのでかなりの部分でPCに近い画像を見ることが出来ます。
Jigブラウザーとの差であれば、横画面のサポートもお願いしたいところですがこれは欲張りと言うもの。
サイドのページのup/downも使えばかなり快適です。
ショートカットも増え(といってもWILCOMではすでに付いていた)かなりの操作をワンキー若しくはツーキーで設定画面を必要とせずに可能に成りました。
画面の拡大やビューモードの変更などはかなり早くなったと思います。
ページの送り戻りもありますので(これは少し前からつきました)ワンハンドオペレーションも快適です。
機能的にはおまけ程度と考えればオーバースペックかと思わせる仕上がりです。ある一点を除けばの話です。
 
この問題の一点は技術的な問題では無く感情的な問題なので読み飛ばして頂いたほうがよいかもしれませんが、PCSVには広告が入るのです。
過去のPCSVを使っていた人なら「それは昔から・・・」と言われるかもしれませんが 過去のモデルでは広告を止めることが出来たのです。
広告の非表示が選べたのです。
今回のPCSVにはそれを選択する場所がありません。(気が付かないだけかもしれませんが・・・)
携帯電話でのブラウジングで最も問題となるのがやはり画面の狭さなのです。
PDAなら4インチ近い液晶ですので縮小表示に頑張ればなんとか出来る部分も2.4インチぐらいの液晶では縮小表示にも限界があります。
その狭い画面の上部1/5ぐらいのエリアに出る公告は迷惑以外の何者でもありません。
勿論、スクロールすれば消えるのですがそういう問題ではありません。
いくら速くなったとはいえ、所詮携帯電話の通信速度画面が表示されるまでに少しの時間が有ります。
その間中広告を目の前に、画面を動かすことの出来ない時間が存在するのです。
そこからスクロールボタンを押して一瞬動いて画面が1カラムスクロールしたところで広告が現れて一番上の列にどんと座ります。
もう一度スクロールさせると画面の上に消えてゆくのですが、ようやく動いた瞬間にスクロールで下を見れると思った瞬間にスクロールした分だけ広告に埋められるとむっとします。
そして何より、同じコストを支払ってPCSVを使っている旧モデルのユーザーは広告を見なくて済んで 新しいモデルのユーザーには広告を押し付ける。
その広告のコストを価格に転嫁するならばともかく価格に転嫁することも無く、この携帯電話を購入したからしょうがないと言わんばかりに見せるのは我慢できません。
現在はAUの広告しか出てないのですが、今後は別の広告主からの物も登場するのでしょう。
何の説明も無く、販売時にそういった説明もせずにメーカーの利益を上げるためにユーザーに不自由を強いる変更は許されるべきではないと思います。
 
尚、この件に関しては恐らくAU側の意向でありW44Tには何の責任もありません。
W44Tに関しては現在のところ問題なく使っています。
少しサイズは大きい物の薄型のために取り回しは悪くありません。
液晶画面の方向を変えてもそのボディが手から余るようなことは無くストラップを外した状態でもおちそうな不安感が無い(感覚です)良いスタイルになっています。
唯一、気に入らないのはこのサイズにしては圧倒的に他社に比べて薄いために良いケースが無いことぐらい。
ただ、今回のAUの方針には大きく失望させられたという気持ちで一杯です。

追記:
当然AUに問い合わせてみたのですが
「なお、この度ご指摘いただいた広告の表示につきましては仕様となりますので、表示を消すことは出来ません。」との回答をいただきました。
勿論、回答は予想の範囲ですが(今更、無いメニューをどうにかできるはずもありません)、私の調べきれないコマンドで消すわけではなさそうです。
この件に関してはこれ以上突っ込むつもりもありませんが(NHKの話の方が面白かったみたいだし)残念です。
Auの名誉のために付け加えますが、
「ご期待にそえる回答をお返しできず恐縮でございますが何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、この度お客様よりお寄せいただいたご意見につきましては貴重なお声として受け止め、今後各種サービスを提供する上での参考とさせていただきたく存じます。」
と少なくとも文章からは、真摯に受け取って頂いているということだけは補足します。