マイクロソフトがＯｆｆｉｃｅ Ｌｉｖｅというサービスを開始しました。
最初はＷＥＢ上でＯｆｆｉｃｅ Ｓｕｉｔｅを動作させるのかと思ったのですがどうもそうではないようです。
どちらかと言えば、小規模の会社向けのサービスで 自社で外部向けのサーバーを設置できない 若しくは管理コストを低減するためのソリューションのようです。
上位のプランではグループウエアヤシェアポイントノサービスに近いものを提供することになるのだと思われます。
最も大きな特徴は、ドメインが無料で取れることでしょう。
一般的な会社がＷＥＢ上に会社の案内を出すにあたって多くはサーバーを外部に借りる ホスティングやハウジングという方法を使われることかと思います。
以前には、自社内でサーバーを設置するのがトレンドだった時代もあります。
ＳＢＳのように小さなオフィスを対象にしたパッケージもありましたから。
世界的に見て高速な回線が安価で手に入る日本では、回線だけを見れば自宅内であろうがサーバーを置くことはそう難しくはありません。
現に用途は特定していますが私も自宅にサーバーを設置して、そのＷＥＢサーバーを経由してテレビを見たりするわけです。
作業としてはそんなに難しいことではないのですが、難しい問題が別にあります。
それがセキュリティの問題です。
我が家でもあったことなのですが、８０や８０８０のポートは一般的なＷＥＢサーバーとして使われているので何の対処もしていなければ外部からの攻撃を受けます。
攻撃は機械的なもので無作為にセキュリティに穴が無いかを無分別にチェックするもので、大量のデータが流れると処理しきれずに止まってしまう等（実際我が家がそれです）の攻撃を受けてしまいます。
これが商用のサービス等では、底に至る経路で 攻撃を行なっている機械からの接続を止めたりと手はあるのですが 個人宅や管理者も専任で付かない会社では難しいことでしょう。
故に、管理コストを考えると外部に出てゆこうとするわけなのですが・・・・・
その際に、ドメインを習得するという作業があり、コストもかかってきます。
その総てを無料で行うのが今回のサービスです。
勿論、対価が無いわけではなく 会社のＨＰにも拘らずマイクロソフトの広告が（そのうち違う企業のも入るでしょう）入っている事です。
そして、その上位に有料サービスがあり そのサービスが存在し、Ｅｘｃｈａｎｇｅやシェアポイントのサービスが受けられるというものです。
登録は個人でも出来、ドメインを習得し登録するだけで数時間後にはＨＰや自分のドメインのメールが受信できたりするわけですが・・・・・
このビジネス、実際にはドメインの登録にも維持管理にもコストはかかっています。勿論サーバー代も。
それにもまして、広告媒体を得られることがメリットなのか それともマイクロソフト製品の普及を進めることがメリットなのか？
いずれにしても今後を見守りたいサービスです。
セキュリティの面で一つだけ追記です。
ドメインの登録には名前や住所が必要です。
事によっては電話番号も。
個人の登録ですと自宅の番号等になるのですが、この辺りがどうかと言う点も問題なんですよね・・・
