とある事件の報道で
「SIMカードを抜いて 長男の物と差し替えて利用している これはプロの手口だ」なんて言っていますが
実際のところこんな馬鹿げた話はないのである。
確かにSIMカードには連絡先などを入れるメモリーは入っています。
私なんかは携帯電話を使い分けたりする手前、重要なところだけ等はここにも入れています。
SIMカードさえあれば緊急的な連絡が可能だからです。人の電話を借りてでも。
じゃあ、日本の携帯電話（キャリアが提供している電話）を持っている人でSIMカードの電話番号の登録した人っていますか？？
実にレアな人だと思います。
実は理由があって、文字数の制限や読み仮名など必要な項目が不足している等という理由であまり使いでがないわけです。
プロであろうが無かろうが こんなものを捨てたから何かが消えるなんてことは実はほとんどないのである。
もちろん、この電話を使っていた人がマニアならともかくです。
長男の物と差し替えるというのもナンセンスで、もし犯罪者が警察に追われるのに余裕があるなら親族の携帯電話など使うはずはないのです。
適当にどこかからプリペイドを用意するのが正しい姿。
確かに国内のキャリアでは身分証明書がなければ買えないという話はありますが、日本国外のSIMカードでローミング通話という事であれば免許書無しでも購入できます。
通話料金の高さを考えなければ（アクティベーションが必要な場合もありますが）こうしたものを使えば足のつく可能性はもっと低くなるわけです。
SIMカードの差し替えぐらいで「プロの犯行」なら私の周りにはプロがざらざらいるわけです。
心配すべきは普段使っている携帯電話の通話履歴であり、こちらの方は犯罪にかかわっており警察が調べるとなれば出てくるものです。
携帯電話のメモリーを消す位でどうにかなるものではありません。
本当に隠したいなら、何らかの形で別の携帯電話を持っていてそちらで危ない通話をしており 自分自身の携帯電話に関しては逆に捨てずに見せた方が少しでも混乱させる事が出来て効果的なのです。
どうにかプリペイドを足が付かないように見つけてチャージしてゆく方法であれば 頑張っているなと思うのですが。
何か私の知らない特別な方法なんかがあるんでしょうかね？
