SmartPhoneの多国語化に必要な要件

タイトル程に大した話をしようというわけでは無くてなのですが
ちょっと人と話していて気になったので。
 
日本では「姓」と「名」という区分けで大体二つ。
少しさかのぼって江戸時代まで行くと「姓」が無くて名前のみになります。
一部階級(ここでは武士ですね)ではあったのですが私のような平民にはありませんでした。
山田村の太郎さんというような感じで呼んでいたようです。
昭和になってみんな平等となって姓を名乗るようになるのですが そこから爆発的に人口が増えた。
同姓同名なんていうのも珍しくなくなったわけです。
ところが、アラブの国等ではいまでもそういった名前の付け方をしているところもあるようです。
部族名や地区から始まって お父さんの名前なんかが付いて最後に自分の名前。
とんでもなく長い名前で、結果的に使えなくてニックネームで呼ばれていたりします。
それと日本語では漢字にいくつもの読みを用意した手前 同じ字でも違う読み方が発生し読み仮名が必要です。
読み仮名の必要な地域は世界でも稀な方
もっとも対応しないだろうと思われる点です。
 
じゃあ、よくある話として名前の長さなのですが
思いつく名前で最も長い名前って何ですか?
おそらくひらがなで書くと 「ちょうそかべ もとなり」当たりではないでしょうか?
10文字の名前です。
落語のファンなら思いつくのが・・・・・ってジュゲムを言うと思ったでしょうが 私は上方落語
昔取った杵柄で(間違えていたらご免)
「わらわのせいめいや、わらわちちはもときょうとのさんにして せいはあんどうなはけいぞう あざなをごこうともうせしが あるよたんちょうをゆめみてはらみしがゆえ たらちねのたいないをいずるころはつるじょつるじょともうせしがこれはようみょう せいちょうののちえんようはくともうすなり」(江戸では「たらちね」となり すこし変化します ぐらいは知ってます 上方でもその変化が一門によって違うのですが)
という名前が・・・よく読んでもらうと名前では無い部分が多いのですが。
SmartPhoneにこれを入れても当然入りません。もちろんもっとも極端な例です。
 
アラビア語バージョンの機器が時折香港等では売っていたりします。
英語バージョンに切り替えられるかどうかなど(聞く前に教えてくれる事も・・・)を聞いて少し安目なので手を出したくなる事もありますが
あれほど解らない言葉が出てくると実はどうにもならない。
結局買えずに御免なさいするのですが、まず文字の書く方向が逆ですから解らないわけです。
よく考えたら日本も昔は逆だったのですよね。
国際化という意味では助かった部分もありますね。
 
現在、もっとも多言語化されているWindowsのOSでも実はこの辺り未だ微妙な対応の部分があります。
SmrtPhoneではExchangeで同期したデータが消える等も。
それでも、英語版のWM6では名前の入力欄をタップすると

Last:
Yomi:
First:
Yomi:
NickName:

と出てくるようになっています。
おおよそ他の国に向けても同様の対応がされるようになっているのでしょう。
Palmを使い始めたころ、使わないミドルネームを検索に使ったりしましたが こういった部分ではかなり対応をしてくれているのだと思ったりしたわけなのですが 当たり前でしたっけ?