太陽電池を否定するつもりはないのですが

太陽電池を設置した場合 国からの補助金が出たことにより設備費を下げることが出来ます。
電力会社に売電する事で 収入を得ることが出来ます。
合計で何年か後に特になるかもしれないという話となっています。
それを根拠に、自然エネルギー化の促進が行われているわけです。
 
日本の電気の品質は 世界でも恐らくトップでしょう。
100Vに対して5%程度の変動しか認めていません。
これは 法的に保護されていて、電力会社はこういったことや 1件しかない地区だから電気を引かないなどの採算性が悪いからと言って架線をしないというようなことは言えないのである。
故に 独占企業として比較他社の出てこない経営を許されているわけです。
電話もそうなのですが、光ファイバーなどとなると ここには引けませんなんて平気で言われてしまうわけです。
「公共性」という部分を保護するための法律なわけです。
 
で、法的な罰則があまり溜まると 首のすげ替えでは済まなくなるので順守することに重きを置くわけです。
逆に言うと担当者は責任を取りたくないから・・・・というわけです。
電気というのは それなりに大変な代物で長い間保存したりできませんし 距離で減ってゆきます。
それでもどの家庭にも同じ電圧で送るための仕組みを作っているわけです。
電柱にトランスがあるのがそれで 6600Vで送電されてきた電気を トランスで落とすわけですが 電柱毎にあるので安定した電圧になるように調整されているわけです。
最近はグラフで毎日出ているので解ると思いますが 昼間と夜で利用される電気の量が異なり
消費量が多いときには多くの電気を送る必要があり、消費量が少ないときには減らすというようなコントロールを常時行っているわけです。
電力会社が家庭用の光ファイバーを施設ずる事業を行っているのは こういった トランスなどの死活管理を(いわゆる壊れてないかどうか)コントロールする回線を流用したりするところから始まっているのでかなり詳細な管理をやっていて 送電量やいくつかのターミナルで電気の出力調整を行っています。
故に、各家庭で安定して電気が使われているのです。
良くサージプロテクター付のコンセントなどが販売されていますが 実は日本で効果のあることは少なく 特に都会部ではあまりある事故ではないのです。
これも大電流が流れる対象が 雷だけでは無く 送電線からの大電流などもあり 中国などでは送電線の接続ミスなどで 家の中の電化製品すべてがお亡くなりになるなど ある話なのです。
日本でそういった事を聞くことが稀なのは いかに品質が良いかを物語っているわけです。
海外では使わない電化線品はコンセントから抜くというのが一般的なのは 必ずしも消費電力の問題だけでは無く 安全性の観点からもなのです。
もう一つ、解りやすいのは日本では蛍光灯が非常に多いという事に気が付かれる方も少なくないと思います。
これは蛍光灯は電圧変化などに弱く(というかただの裸電球は そういったものに強い 特に電気の量が減っても暗くなるだけで点きつづけます)点滅したり消えたりするのですが 日本ではそのぶぶんが安定しているわけです。
 
維持コストが高いという点もそうなのですが、維持するためには非常に大変な作業を行っているわけです。
そのコントロールの大元の部分は 発電所で 発電所で廻すタービンの量を減らしたり増やしたりから 送電線に流す量の調整まで 日本の発電所では驚くほど細かく調整しています。
この部分でのコントロールを基準に各送電線に流す量を決めるという基準となる数値だからです。
で、太陽光発電なのですが 各家庭全てが発電所になったという事なのですが この発電機はどうでしょう?
太陽が照ってきたので発電量が増えて、雲がかかったから減ったという動きをするわけです。
夏ならともかく冬なら 太陽が照って暖房の量が減ると消費電力は下がるのに発電量が増える、逆もそうで必ずしも消費電力に比例したりはしていません。
じゃあ、各電柱でどうやってコントロールしているのかというと そんなコントロールは実はできてないのです。
一つは各家庭からの発電量など高々知れていて 全体の量から言うと 分量に入れなければいけない程大きな量でないという事が最も大きな点で 逆に言うと売電として買い取っている電気は実は電力の調達にはほぼというかまったくと言って役に立ってないわけです。
それでも、太陽が出ている間 各家庭の消費電力が減るという意味では省エネには貢献しているわけです。
 
もし、この太陽電池の量が凄く増えて各家庭の屋根全てが太陽電池になったとしましょう。
とした場合には さすがに電気の量も今回は些末な問題になるほどの電気の量で無くなってくるわけです。
その場合受電設備も本格的に別に用意する必要が出てくるわけです。
今のように送電側に返すようなルーズな仕組みではコントロールが出来ないからです。
そして、その発電量はある程度コントローラブルな物でなければ・・・・・
ってそんなわけはないのです。
電力会社内の太陽電池に関して言えば カメラで日照量を常時監視して そこからの受電量などもモニタリングして その総量から・・・・となるわけですが 各家庭が勝手に新しい物も古い物も取り混ぜて出力の解らない発電機で集めた電気の品質というのはどうでしょう?
それhをどこにでも送れる高圧に上げて送電する仕組みとしたりの仕組みはどこに置きましょう?
つまり、発電したところの近辺でしか使えない程度の電気の品質なわけです。
勿論プラントとしてあるメガソーラなどは別ですよ。
 
発電と配電を分けて別会社にするという話ですが 恐らく発電会社はやりたいでしょうが 配電会社は大変すぎて誰rもやりたがらないでしょう。
ましてや、あちこちで小さな発電をぽつぽつやられると コントロールするのは至難の業で 場所毎のコントロールが複雑になり過ぎるのです。
その上、配電の品質に関しては 法的な規制を受けてちょっとしたことで法的な罰則を受けるとなると・・・・
みすみす犯罪者になる可能性のある仕事など人気が出るはずはないのです。
恐らく規制が緩和されると思いますが 緩和されるという事は電気の品質が悪くなるという事でもあるわけです。
複数の電力会社が同じ地区に存在する国もありますが 少なくとも日本ほどの品質のところは世界でもいくつもありません。
恐らくそういった意味では品質は間違いなく下がると言って良いでしょう。
年に数度ぐらいは電化製品が謎の故障で息を引き取るような事態にはなるでしょう。
 
太陽電池そのものに反対するわけではないのですが
どこかの国会議員が全世帯の屋根を太陽電池パネルにすれば その総面積は・・・というレベルでの話ではないのです
発電そのものが出来たとしても それを安全にI(ここ大事)安定して給電する仕組みなど やってみないと解らないわけです。
ましてや、この電力を他地区に送るとかとなればやはり昇圧の仕組みは必要となりますし それをどうやって運用するかなど課題は山積なのです。
それこそ 衛星を飛ばしてそこに太陽電池を広げてマイクロ波で送信する方が現実味のある話だと言われたりする所以なのです。
でなければ 満足に安定して宇宙にロケットを飛ばせてない状態でするような話では無い訳です。
少なくとも安定した品質の良い電気であろうことは確かですし 一か所で電力量をコントロールする仕組みという意味ではこちらに分があるわけです。
 
各家庭が自分の電力をまかなうという意味での太陽電池は面白いと思いますが 余にも無知をひけらかす人たちが代表であると
海外のメディアに笑われるのは勘弁してもらいたいわけです。
海外に出たときの噂話で思った訳ですが・・・・
written by HatenaSync