海外と仕事をすると最近思うのだが・・・

窓口に立つのが結構女性なのだ。
 
昨日会った方は わざわざ日本まで合いに来たかただが これも女性である。
日本語、中国語、英語(勿論日本語は片言で 意思の疎通は無理だが挨拶のできるレベル)を使いこなす 一線級の女性だ。
ただ、見た目は35歳ぐらいで ホワンとした感じの女性だったのだが。
ちなみに、独身であった(笑
 
私がもともとよく海外出会う担当の方もそういえば 3人に二人が女性である。
もしかしたら、私の事を見て女性に弱いと見抜かれたのかもしれないが 新しく会った人たちに女性が多いということなら私の会社のメンバーが女性に弱いと思われているか 世間一般が操舵なのかのどちらかだ。
勿論、後者であると思う。
 
昨日来た女性は 日本語は怪しいがそれでも自社の商品を持って日本の会社に売込みに来ている。
どうも賀一の得意先だけではないようで 得意先開発部門のエースらしく 何らかのきっかけがあれば訪問して商品を紹介して注文を取ってくるような仕事をしているらしい。
一緒に昼食を食べに行ったのだが(ほかの人とも一緒なので 下心を出して誘い込んだわけではない)
食べている姿はおおよそ見えている年齢相当の女性にしか見えなかった。
 
日本の女性がどうだというと 正直よくわかりません。
事務職と言われる女性はよく見ていますし、パートで現場作業をやっている方も見るわけですが なんか違うなと。
この方が特別だといえばそうなのですが
言葉が通じない国に行って 飛び込みに近い状況で 商売できないかをチャレンジしているわけです。
なかなかどうしてそれなりの度胸なのです。
そして、製品の完成時期には 一か月ほど中国の向上に自ら出かけて 検品や梱包の確認なども自分でやっているようだ。
中国の工場についてなのだが 多くの方々はご存じないと思うので書くが、正直人が多い繁華街にはすでに工場はない。
勿論、それは そんなところで作っていてはとてもコストが合わないからである。
例えば上海からなら 車で3時間程度移動したようなところから工場が恥じます。
電車とかは近くを走っていることはなく バスも利用者並にしか走らないのでそんなにないわけです。
従業員は住み込みが多く、その工場に併設されているような寮などに居ることになります。
勿論、外に出てどこかに行くというのも距離的につらいので 食堂が併設されていて ご飯はそこで食べる事に。
夜も近くにあるのはせいぜいレストランぐらいで そうでなければ量の中で遊ぶしかないという状況。
私が知っている中での多くは 会社の用意した「カラオケ」ぐらいを娯楽にして暮らしているようなことを聞いた。
じゃあ、遠くから中国工場に行った彼女はどうしているかというと そこに住んで食事を食堂でとり 夜はカラオケで過ごすという生活をひと月するわけです。
そんな事を年に一・二度・・・・・
 
同じことを日本で勤めている男に言っても「ブラックだ」とか言われそうですがそういったモノなのです。
どれぐらい減るのかはわかりませんが 全員は残らないと思います。
そのうえ現地での作業だけではなく 電話なりと使えるということでお客さんに 営業したり出荷指示をしているのだ。
その時期の娯楽は 寮にあるカラオケのみ・・・・
まあ、週末に街に出ることはできるだろうが 何人かメンバーを集めて乗り合いタクシーのようなものを出して出かけるしかないし その際にはあちこちに寄るというわけにもいかないし 行先もさすがに限定される。
それが年に2度もあると一年のうちの1/6とかが そういう生活をしなければいけないわけだ。
遠洋漁業の船に乗るようなものだ。
 
勿論、最近会う女性の方々は日本の方もたくましい方が多い。
合う人が限定されてきたことからそう思うのかもしれないが
ただ、日本の場合 各自のバイタリティが少し少ないような気がする。
勿論、これは勤めている人のせいではなく 社会の問題のような気が・・・
雇用形態も 長くいる人が偉くなって給料が高くなるという永年雇用の考え方がベースで 最近では新規の採用についてはそういう感じでもなくなってきている。
その形態を維持するためには 大きな決定は合議で決める傾向がある。
いわゆる会議室でしか物事が決まらない体質だ。
このばあ決定が遅れるなどの欠点はもちろんあるが それ以上に利点があって責任が個人ではなくグループや会社に分配されてしまうこと。
故に、永年勤続などというものが成立するのだ。
個人の能力などだけで評価が決まらないのは 良いこともグループや会社に分配されてしまうために 評価が難しくなるからだ。
故に個人の能力以上にそういった団体に入り その中で生きてゆくすべを知らない人には難しいとなってしまうのだ。
合議で現在のコミュニティは 男性社会で男性ばっかりで 群を抜いて独自色が強いことから のし上がってきた女性を受け入れるほどの器量がこのコミュニティに無ければ ダメなのである。
 
じゃあ、そういったモノがないほうが良いのかというと どんなに実力があっても運が悪ければ 海外の雇用形態の場合生き残ることはできない。
ミスが致命傷になることも少なくないのだ。
故に頑張るわけでもある。
まあ、そういったはつらつとした女性を見ると  生命力の強さを感じたりするわけなのですが・・・



written by HatenaSync