WIZに802.11Gのチップが?

機能のよるに発覚したのか、WIZに802.11Gの無線LANチップが搭載されているとの事。スクープですね。
現在、802.11GをPDAで使う為には 私が知る範囲だけで言えばLinksysのCFカードを利用するような形 つまり、CFカードスロット等を利用したアダプターを搭載する方法だけだったと思います。
勿論、ドライバーがあるとか無いとかそういったことは実物さえ見たことが無いので知りません、
 
現在、PCのチップセットでは一般的にいうintel centrinoテクノロジーなんて言葉で宣伝していますが IntelのCPUにIntelのチップセット、その上にIntelのWirelessチップセットまで搭載してようやくその称号を得られるようで 無線LAN非搭載のノートPCは 上記名称を使うことは許されてないようです。
故にMIMOなんて搭載した場合には、そう呼ばれないわけなのですが・・・
同じように、PXAでも無線LANまでチップセットに搭載すべきとなるのですが なかなか技術的な問題があるようです。
まず、クロックの問題で省電力モードで動くPXAチップはクロックを連続的に変化させます。私のX50Vの場合624Mhzが最大で最低は13Mhzまで。つまり、13Mhzのクロックでも動作する必要があります。
もう一つは電圧の問題。
出来れば、内部の多くで利用している1.8Vで動いてくれるのが省電力の為には良いはず・・・・なのですがこれも課題なのでしょう。
現在は恐らく(私が知らないだけでしょうが)Agere Systemとフィリップス、SyChipの3社が提供していたかと思います。
 
PXA CPUでWifi接続の為の方法は、恐らく6種類
CFスロットI/Fを利用する物
SDIOを利用する物
USBを利用する物
SPPを利用する物
それから
MSLやVLIOを利用する形。
いずれも、Bus Peripheralを経由して接続されるポートです。
(VLIOは違うかな?)
Wifiの用途が変化して、Wifi上からPDAを起動するような仕組みがそろそろ必要になってきます。つまり、電話がかかってくるようにWifi上からの呼び出しがあればPDAが反応するような仕組みも必要になるでしょう。
どのポートを利用しても設計できるのでしょうが、簡単な解決策としてCF I/FやSDIO、USB(これは5Vだからまず無い)、SPP(これだと遅いだろうな〜)なんかを利用した作りのデバイスでは要求を満たすことが難しくなるでしょう。
現に、PCにもその為のAMRなどが付いているからです。
 
恐らくMSLを推奨するのでしょうけど、この場合1bitだけを利用するので最大値はBusとして48M。
効率がどうであるかは別として、最大限に見越したとしても80%以下の数値になるでしょうから38M程度。
他のデバイスとシェアーしているのでこれほどの効率にはならないのでしょう。
故に、11gに切り替えても速度の向上があまり見られないのではないかと思ったりするわけなのですが・・・・
まあ、TREOのようにSPP上に持ってくるともっと遅かったというのはありますが・・・
 
無線の速度が思った以上に速く向上し、電話でもVodafoneがBTで接続すると論理地より低い値でしか接続できず それがCFカードを利用しても WILCOMのW−SIMでも同様であるということが言われています。
ただのPDAの設計なのか、このBUS上にあるボトルネックなのか判りませんが どうもCPUの周辺全部に与えるボトルネックのような気がします。
 
携帯電話の機能が上昇してきたことによって、TIやルネサスからPDA用CPUと比しても性能的に遜色の無い物が出てきています。
MPEG2の再生、3Dグラフィック、等々
そろそろ、大きく差を付けるバージョンアップをして欲しいと思ったりするのですが・・・

追記:ポケットゲームスさんのところでは書き換えに効果があったことになっているのですが・・・・ いかがでしょうね?